劇場公開日 2007年8月18日

「出会った人をいちいち値踏みし、 なにがしかの金を請求する中国の地方都市の人たち。 粗野な人たちが多い。 その風情が非常に中国らしいと思った。」長江哀歌(エレジー) ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0出会った人をいちいち値踏みし、 なにがしかの金を請求する中国の地方都市の人たち。 粗野な人たちが多い。 その風情が非常に中国らしいと思った。

2022年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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NHKのBS放送で映画「長江哀歌(エレジー)」を見た。

劇場公開日:2007年8月18日

2006年製作/113分/中国
原題:三峽好人
英題:Still Life
配給:ビターズ・エンド、オフィス北野

韓三明
馬礼珍
趙濤
李竹斌
王宏偉
周林
賈樟柯監督

日本での配給会社はなぜかオフィス北野になっている。
理由は判らない。

韓三明は16年前に別れた妻(馬礼珍)と娘に会いに三峡にやって来る。

出会った人をいちいち値踏みし、
なにがしかの金を請求する中国の地方都市の人たち。

粗野な人たちが多い。

その風情が非常に中国らしいと思った。

ダムの建設のために沈む予定の街。
立ち退きを強いられる人たち。

しばらく不在であるという妻を待って韓三明は解体現場で働くことに。

趙濤は2年間会っていない夫に会うために三峡にやって来た。
あちこち捜し歩いた後にやっと会えた。

夫と少しダンスした後趙濤は
夫と別れることにした。

夫には別の女性がいることを趙濤は気づいていた。

今から16年前の映画だが生々しい中国を堪能できるいい映画だった。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

ドン・チャック