ヘアスプレーのレビュー・感想・評価
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つい踊っちゃう、希望に満ち溢れた作品
差別のこと、今でこそなくなってきているけど、今もある。 黒人だからと殺された、太っていることを揶揄する言葉。 深刻なタッチじゃなく、軽すぎることも無く、切実に楽しく観れるように描かれたこの作品は、きっと誰かの希望になって、誰かの胸にずっと残り続ける作品なんだろうなぁ。 音楽に身を任せたくなるような、踊り出したくなるような作品でした。 普通、大多数じゃなくても舞台で輝ける。 それが当たり前になる、そんな未来が来る。 とても希望に満ち溢れた作品に拍手です。
登場する曲が全て良い
視聴後すぐにCDを買ってしまいました。 飽きさせないストーリー展開にあまりにも自然な流れで入ってくる歌。 あまりにもテンポが良いので観ている時間があっという間です。 YOU CAN'T STOP BEATはあぁもうずっと終わらないで欲しいとも思える名曲 家族で子供も大人も楽しめる名作です。
インパクトあったジョントラボルタ
ニッキーブロンスキー扮するトレーシーターンブラッドはヘアスプレーでヘアスタイルを決めているボルチモアの陽気な女の子。ただビッグヘアは教室で迷惑をかけていた。 トレーシーのデカいママ役でジョントラボルタが登場。インパクトあったね。以前観た事あるのを思い出したよ。
ずーっと歌ってる
台詞は1割、あとはずーっと歌とダンスで繋いでいる印象で、驚くほどあっという間に時間が過ぎた。 どの歌もダンスも、ポップで、カッコよく、前向きでハッピーなものが多い。 個人的に印象に残ったのは、放課後の居残り教室の黒人の生徒が、主人公たちを自分たちの住む街へ導いていく(めちゃくちゃ歌が上手くダンスがキレッキレ)と、主人公の母と娘のダンス(母を家から街に連れ出すシーン)かな。 時代設定をふまえた色んなメッセージももちろんあるだろうけれど、それはさておき、難しいことは考えずにただ見ているだけで、十分楽しめる映画でした。
エンディングの入りがオシャレ
エンディングの入りがオシャレ。
番組の生放送を見にきたエージェントなる者たちが何か言って終わるのかなと思いきや、
二人のキスシーン、そして、白黒テレビの画面になる、そのままエンディング。
!!
あぁ!見ている僕たちも白黒テレビの前の視聴者だったんだ!!
こんなオシャレな終わり方あるんだと思いましたよね。いいエンディングだった。
たしかに差別問題はもっと苦しくて辛くてグロテスクなものだと思うけど、
実際にこういう人たちが一歩一歩と小さき革命とも呼べるものを積み重ねてきたから、今のアメリカがあるのかなと思いました。 「止められないこれが未来だ」いいセリフでした。
見なかったことを後悔した
トラボルタがお母さん役、という設定だけ知ってて。 主人公と同じ「ぽっちゃり女子」としては、ちょっと避けてたのだけど。 それをめちゃくちゃ後悔。 ミュージカルというくくりに入るけど、ダンサブルな音楽と踊り。 最高!。 字幕で見たら、音楽の歌詞もしっかりわかったし。 配役の絶妙な豪華さ。 パパ役・クリストファー・ウオーケン。 あんた役者だな。 見終わった後は、気分スッキリ&エネルギー充填120%。
ハッピーになれますね
先ほど、トムハンクスのキャプテンフィリップスを観て、ちょっと重い気持ちになったので、 明るくハッピーになれそうな、こちらを観ました。 当たりでした。 ザックエフロン目当てでしたが、 若くてツルツルお肌のきれい可愛いエフロン君でした。 圧巻は、ジョン・トラボルタさんですね。 着ぐるみであれだけ踊れるのは素晴らしいです。
元祖ミュージカル!
元祖ミュージカル!という感じで、ダンスに音楽にとすばらしかったです。 自分も踊りだしたくなりました♪ 主役もキュートで前向きな雰囲気が素敵。 そして、トラボルタ・・・。 女性に見えちゃいます。 ダンスうまいですね~。さすがです。 あれだけの特殊メイク?しているのにずいぶんと軽やかに踊るものだと関心してしまいました。
黒人のヘアスタイルが、ストレートな事に疑問を持つべきだ
『アカかぶれのデブ娘を外せ』って、この時代は確かにそうだった。
黒人のヘアスタイルが、ストレートな事に疑問を持つべきだと想う。この映画の題名と内容がそれを皮肉っている。時代が60年代後半になると、この主人公の髪型は、嫌われる運命なのだ。つまり『アフロヘアー』の時代なのである。
さて、大変に残念な映画だ。カットが多すぎて、折角のキレキレのダンスが活かしきれていない。舞台なのだから、その味を少しは残してもらいたかった。どうせ、歌は口パクなんだし。まぁ、地声は認めるが。
勿論、トラボルタさんももったいない。
これでいいんだよ、これで!
数年前に観て、原作であるジョンウォーターズ版を鑑賞後に再度鑑賞 ミュージカル化を映画化というだけあって終始歌って踊るところが違う 原作は人種差別に打ち勝つところが本筋にあったが 今作はダンスバトルがメインとなっているところもあらゆる人が楽しめる要素のひとつ ゴキブリなどの悪趣味要素が薄くなりつつも ジョンウォーターズの醍醐味である対比構造が素晴らしく、原作リスペクトを感じる いつ観ても何度見ても最後のショーにカタルシスを感じる 素晴らしいものだ
えー?!すべて持ってかれました
重くもあり終わらないテーマでもある人種差別。このテーマはよく映画の題材にもなるが、このようなミュージカルで明るく切りつけていくのとても好き。特に主人公と母親の体型がいいではないですか!いささかお決まりごとのような展開と結末ではあるものの、この映画はそういう安心感のある楽しみ方で充分良い。そしてここで母親役を知り、俄には信じられずレビュー読んでようやく真実を納得し、個人的にはジョン・トラボルタに全て持っていかれた感が大きい。むしろ今それしか残っていない
ハッピーになれるミュージカル映画
ミュージカル映画で好きな作品のひとつです☆ オープニングからエンディングまで、歌とパフォーマンスで惹きつけられます! 主人公の女の子は、つい応援したくなる明るいキャラクターで、その女の子を見守るお母さん役のジョン・トラボルタさんが貫禄たっぷりで、作品にいい味を出しています!! 深いことを考えずに観られるので、ハッピーになりたい時、パワーが欲しい時にオススメです♪
ジョン・トラボルタの巨体・女装に大笑いするミュージカル映画
2007年。 ダンサーで振付師だったアダム・シャンクマン監督が、ブロードウェイ・大ヒットミュージカルの映画化した作品。 全編80%。歌い踊るパワフルな映画。 合間の台詞は意外とシリアス。 1965年年のボルチモアが舞台。 テーマは《外見にとらわれないで・・》 肌の色や、ビッグサイズを気にしない女子高生のヒロインがトレーシー。 コテコテに盛り上げヘアをヘアスプレーで固めている。 トレーシーの夢は、ボルチモアのテレビ局の人気番組・・・ 「コーニー・コリンズ・ショー」のダンサーになること。 番組を仕切っているのは部長のベルマ(ミシェル・ファィファー) 大変な差別主義者で、黒人をの出演する「ブラック・デイ」のコーナーを 廃止したから大変! トレーシーはデモ行進を提案する。 そんな内容の映画です。 前向きで明るくノリノリの歌声に、ハッピーになれます。 一番驚いたのは、母親役のジョン・トラボルタ。 着ぐるみで太らせ、特殊メイクした姿は、到底トラボルタとは思えない。 だいたいに1メートル90センチ近い夫婦(クリストファー・ウォーケンとトラボルタ)を、 実際に見たら驚きだと思う。 なぜ、お母さん役が女装のトラボルタなのか多いに悩むところだ。 意外とおデブの中年女優・・・メリッサ・マッカーシーとキャシー・ベイツしか思いつかないもんね。 メリッサは若すぎる、キャシーは老けすぎてる・・・で、トラボルタの女装なのか? 踊りならお手の物だしね。 結果、後半のシーンを爆盛り上げします。 楽曲が最高に聞きやすい!! イケ面くんも、ザック・エフロン(超美形!)にジェームズ・マースデン(若い!!) 人種差別反対を優しくオブラートで包んだ、 超ハッピーなミュージカル映画でした。
60年代の華やかさとポップさが可愛らしくて観ていて楽しい。どのキャ...
60年代の華やかさとポップさが可愛らしくて観ていて楽しい。どのキャストもハマり役。 人種差別という重いテーマではあるけれど、重くなりすぎていないところがいい。それぞれ人はみんな違っていい。勇気と元気を与えてくれる映画です。
内容の無い映画がエモい。
内容はアメリカ合衆国🇺🇸1960年頃人種差別とキューバ危機や冷戦やベトナム戦争など色んな意味で大変だった時代に、太った母娘等が歌とダンスで明るく乗り越えようとする物語。好きな言葉は『私も夢を諦めた』との主人公母役ジャントラボルタの言葉が世代間のギャップとカタルシスの解放が観ている人の感動をよんだのかもしれません。好きなシーンでは、終盤の大団円場面地方のダンス番組の白人ホスト役が黒人の乱入者に対して上から握手を求める場面で、一瞬の間があり握手がお互いの手を叩くタッチ握手に変わるところが、未だお互いを理解して合ってない!でも話し合う準備は出来てるかもね?!との言葉なきダンス表現が🩰エモいなぁと感じました。一本柱の差別や格差問題は歴史的に見れば、とても容認出来る問題でないが、それでも諦めない挑戦続ける。アメリカ合衆国🇺🇸という国の成り立ちと今に続く問題を、軽くリズミカルに歌い上げる所の映像と歌の差異が面白かったです。最後には『流行は自分!ヘアスプレーは要らない!』とのメッセージは、笑えるがピリッと辛い台詞だなぁと感じました。見方によって軽く見れる面白い作品に、内容は無くて良いと改めて感じました。
個性あふれる登場人物たち
冒頭からリズミカルな曲にあわせて踊り出す主人公がチャーミングで面白そうな予感がした。 ミュージカルだけあってみんな歌はうまいし踊りも一人から少人数、多人数にわたるまでどこをとっても楽しい。 コンテストを題材に差別をなくすことを訴えていくけれどそこに悲惨さや困難さの描写はあまりなく、前向き前向きに主人公をはじめみんな踊って歌う。 おちびちゃんもかわいくお母さんもディオンヌ・ワーかっこよかった。かっこよかった。 解決も早くそれだけに物語に深みは無いがかえってそれが心地よい。 エンディングも楽しい音楽で最後まですーと見れました。 主人公のお母さんが女性の割に声が低いなあと思っていたら後で知ったがジョン・トラボルトだったのにはびっくり。 上半身は作れるけれどミニスカートの下から出てくるお化け大根のような脚は誰の脚? まさか役作りのために太った?
ミュージカルの中でも、
たいがい、ミュージカルは歌い出すとなぜかあぁまたかと飽きてくるけど、これは最後までわくわくしながら見れた ダンスはもちろん出演者みんな歌唱力が素晴らしい 親友のペニーですらも迫力あって見入った 流行を追わず差別をなくそう、 無差別社会になるように 暗い歴史を明るく描いた良い作品だと思う 何より高校生くらいの子が大人たちを説得していく トレイシーのお父さんが"お前から教わっているな"というシーン もっと世の中がそんな分かり合える人が増えたら戦争とかなくなってくんだろうな
明るく観られるが、差別問題は表面的。
差別問題が主題という前知識だけ入れて鑑賞。 重く心に刺さるというよりは明るくポップに、あくまでポジティブに描いた作品だった。 作品のメインであるため歌やダンスがいわゆるミュージカル映画よりは多い印象。 ただ、差別する側の時代的・歴史的背景や、心情の説明はなく 差別側を終始わかりやすいお粗末な敵役として描き、 コミカルにやっつけているだけなのが気になった。 なぜ、そのように考えているのか。それが現れていない限りメッセージ性は弱く、表面的に触れた安易な善悪物語に見えてしまったのが残念。
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