「【田舎の分校に東京からやって来た男子と、方言丸出し少女の淡い恋を描いた作品。若き、夏帆さんの豊かな演技力に驚いた作品でもある。岡田将生さんも、大成したなあ。】」天然コケッコー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【田舎の分校に東京からやって来た男子と、方言丸出し少女の淡い恋を描いた作品。若き、夏帆さんの豊かな演技力に驚いた作品でもある。岡田将生さんも、大成したなあ。】
■小中学生あわせても全校生徒が6人という田舎町の分校に、東京からイケメンの転校生・大沢広海(岡田将生)がやってくる。
中学2年の右田そよ(夏帆)は、初めての同級生に心ときめかせるのだが、広海はどこかよそよそしい。そんなある日、そよたちは海水浴に行くことになり…。
◆感想
・作品の背景を彩る島根の浜田の美しい風景の中、中学生男女の恋を、虚飾なく描いた作品。
取り分け驚かされるのが、お下げ髪の夏帆さんのの可愛らしさと、豊かな演技である。
ー ぶっきら棒な、大沢の言動に振り回される姿や、自分自身の性格に悩む姿を、ナレーションを含め、絶妙に演じている。-
・若き、岡田将生さんも存在感を放っている。
ー 初見時には、知らなかった俳優さんであった・・。-
・少し残念だったのは、そよのお父さん(佐藤浩市)と、広海のお母さんとの関係性が、巧く描かれていなかったところかな・・。
<今作は、何ら、大袈裟なストーリー展開がある訳ではないが、島根県の浜田の美しい風景を背景に、中学生男女の仄かな恋を描いた作品。
今にして思うと、夏帆さんも、岡田将生も今や邦画を代表する若手俳優である。
この作品を鑑賞すると、その理由が良く分かると思った作品でもある。>
コメントする