「便所姫とウェンディ」ピアノの森 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
便所姫とウェンディ
森のピアノは壊れてると主張するキンピラだったが、一ノ瀬海は「音が出る」「自分のピアノだ」と主張する。早速森へと向かった海と修平。海が弾くと音は出るのに、修平が弾こうとしても音が出ないピアノ。美しい旋律を奏でる海なのに、修平の自宅のピアノを弾かせるとデタラメな音しか出ない・・・そして、学校の音楽の先生・阿字野に教えを乞おうとする修平に対して、彼の教えたいのは海の方だった。同じコンクールに出場することになった海と修平だったが。
自分のピアノ、モーツァルトのお化けに悩まされる海。トイレで犬と一緒じゃないと弾けないタカコにはアドバイスできたのに、やはり物真似になってしまう。
小学生時代だけの序章といった感じではあるものの、世界にはばたく海の姿が見えてくるように思える仕上がり。あの小学生の夏の思い出。ピアノじゃなくても誰にでもあるよね。
上戸彩より、神木隆之介より、すごいのは福田麻由子だった。演奏シーンでも犬のウェンディと草原を駆け巡る映像がとてもよかったなぁ。このシーンを見たおかげで一度茶髪にして、なでなでしてもらう夢を見た。
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