劇場公開日 2007年11月3日

「小雪の抱きしめ方◎」ALWAYS 続・三丁目の夕日 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5小雪の抱きしめ方◎

2021年3月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

三丁目の夕日、2作品目。本来なら1作品目は見たので先にこれを借りないといけなかったのに、間違えて3作品目を借りちゃいました。レンタル期限も今日までだったので、慌てて今作の「続・三丁目の夕日」を借りてきました。何やってんだい!
という訳で、一日で2作品も見ることになったんですが、2と3の話がごっちゃになりそうで心配。シリーズイッキ見は初めてなもんで笑

やっぱり安定の面白さだなぁ。
なんだか帰ってきたって感じ。懐かしき茶川龍之介、懐かしき鈴木モーターズ、懐かしきタバコ屋のおばちゃん。この雰囲気、落ち着くわ〜。

ヒロミ(小雪)が姿を消した後、想い続けながらも淳之介(須賀健太)と共に日々を送っていた茶川(吉岡秀隆)は、淳之介の実の父(小日向文世)にまたもや我が子を返せと迫られる。

前作が出会いとするならば、今作は成長。茶川龍之介も一平ちゃんも新たな道へと足を進める。古沢良太は人の成長を描くのが上手いこと上手いこと。「コンフィデンスマンJP プリンセス編」でもコックリの成長を、「ミックス。」でも萩原の成長を描いていたが、今作もまた素晴らしい脚本。成功しても失敗しても人は成長できるし頑張れる。周りの人の支えが何よりも大切なんだなと改めて感じさせられる。

とにかく今回は一平ちゃんがすごく可愛い。素直で生意気だけど、間違ったことはひとつも言わないし根は優しい。お父さんに似たんだねぇ。堀北真希の青森の方言ももう癖になるし、薬師丸ひろ子のお母さんも癒される。

2作目にして定番の展開が出来上がっている。
鈴木と茶川の言い合いやタバコ屋のおばちゃんの情報力、そして仲間想いの街の住民たち。見ててほっこりするし、笑えて幸せな気分になれる。エンドロールまで凝ってて最後の最後まで楽しませてくれる。

序盤はビックリした。何事だと思ったけど、これ完全に山崎監督のお遊びですね笑 ちょくちょく流行ったものを挿入してくるの、何となく懐かしくて面白いですな〜。

同窓会のシーンは辛かった。当時の人達の同窓会は胸が張り裂けそうだったんだろうな...。堤真一の迷いと眠りから覚めたあとの表情がグッときて泣きそうになる。めずらしく、重いシーンだが非常に良かった。(良かったという表現が正しいのか分からないが...)

まぁ、気になる点はいくつかある。
タケオがどうしようも無さすぎてイライラする。もう近寄るなよ!なんちゅう神経してんだテメェ!!
あと、先に記者が知ってることある?

いやでもやっぱり面白かったです。
ストーリーとは関係ないんですけど、小雪が吉岡秀隆を抱きしめるときにカバンを置いてその中腰の状態で抱きしめるの上手いですね笑 吉岡の方が高く見える!

サプライズ