「ファンタジーですよ」遠くの空に消えた フリーダさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンタジーですよ
「世界の中心で愛を叫ぶ」の行定勲が監督、脚本の作品です。(セカチューは原作があったからね)
キャストは、神木隆之介/ささの友間/大後寿々花の3人の子役を中心にしていますが、脇の大人達には、三浦友和/小日向文世/石橋蓮司/大竹しのぶ/鈴木砂羽/長塚圭史/柏原崇など、かなりしっかりとしています。
神木隆之介が、父親(三浦友和)の都合で広大な大地の広がるのどかな町に転校してくる。
(そういえば神木君は「ピアノの森」でも都会からの転校生だったよなぁ、、、)
彼の父親はここに空港を建設するためにやって来た国のお役人。
反対派の地元住民とその子供達との間に起こる不思議な出来事をファンタジックにそしてどこかノスタルジックに描いている作品です。
まず子役も含めて役者達が、しっかりとした芝居が出来ているので、観ていて苦ではありません。(邦画はねぇ、下手な芝居に目をつむって観ないといけない事が多いですから)
特に子役では、ささの友間君がとても良い芝居をしていました。
大人達は、それぞれの持ち味をしっかりと発揮していましたね。
特に長塚圭史は、最近注目されている理由が少し判りました。
「最後の夏休みに史上最大のいたずらを」や「きみのためなら、ぼくらは、UFOだって呼べるんだ」というキャッチコピーですが、そのシーンに至る過程をもう少し丁寧に描いて欲しかったかなぁ〜Y(≧σ≦)Y!!
その分、女教師のシーンを減らしても良かったような、、、、
途中からいきなり話の展開が変わってしまって、アレレって感じな所もありましたが、全体としては、なかなか楽しめました。
それから、最初と最後の空港のシーンは狙い過ぎかな、、、靴が埋まっているというのもねぇ、、、客室乗務員さんの芝居ひとつでかなり変わったと思うので、もっと芝居の出来る女優にして欲しかったなぁ、、、もったいない、、、(*´Д`*)
そういえばこの話は本当なのだろうか、、、?
「蜂は航空力学的に言えば、飛べる構造じゃないらしいんだ。
なのに、実際は飛んでるだろ。
何故だと思う?
蜂は飛ぼうと思ったから飛べたんだ。 」