俺は、君のためにこそ死ににいくのレビュー・感想・評価
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ただの戦争美化映画
石原慎太郎が脚本を書いた通り、完全に大東亜戦争容認の内容
「戦時中は日本人だけが死んだのではない」とも言われ、特攻で死んだ
米兵も居るというのが、ほんの数秒だけ描かれていて、いかにも「嫌々に描いた」
という感がする…
特攻をする前夜の夫婦が、折り重なって倒れていき、前の方に置いてある
物の陰に隠れるという、見てるこっちが恥ずかしい陳腐な描写が…
全員が同じ軍服で坊主刈りという、ただでさえ人物の見た目が分かりずらい
よって、どの兵士が、いつの特攻で死んだかが分かり憎い
エンディングテーマのB‘zのエレキギターも、不協和音を出している
電子楽器など無い時代を描いた映画なのに…
最後はネタバレになるので詳しくは書けないが、ラストの特攻で
あそこまで激しい描写をしておきながら、実は生きてましたなんて
そんなの無いんじゃないの!?…て感じがします
同じゼロ戦特攻映画なら、山崎貴監督の「永遠の0」を、お薦めする…
平和会館ではなく、富屋旅館に行きなせえや。
今となって語ることにあまり意味はないが、この映画は要するに知覧の陸軍特別攻撃隊を脚色し、知覧から出撃していった大勢の若者のお世話をしたおばさんの物語になっている。戦争に負けてから特攻隊が特攻くずれと揶揄された差別されていたこともしっかりと描いている。
多かれ少なかれ、こういう特攻映画を見たことで知覧に行く人々が出てくるが、間違っても特攻平和会館に行っちゃいけない。アレは、結局観光客向けの集金施設に過ぎない。知覧という街が知覧茶を売りながらメシ食って生きていくための観光資源、それが知覧特攻平和会館だから、本当に知覧とかこの映画の真相を知りたければ、富屋食堂、特攻平和観音堂、ホタル館に行き、鳥濱家の鳥濱挙大とか、武田勝彦のYouTube講演でも見るのがええ。
太平洋戦争末期、特攻に飛び立つ人々を悲しみ、支えた人々がいた。 見...
河合の惣ちゃん、かわいそう・・・ってギャグですか?
観る気などなかったのに、窪塚洋介の「この映画を見て、戦争賛美だというヤツはアホだと思う。もう一回見た方がいい。見る前に言うヤツはアホ」という挑発的な言葉に刺激を受けてしまいました。たしかに観る前までは、戦争賛美だとか右翼映画だとこき下ろしてみようかと批判の言葉を準備していたのに、観終えた直後は「これは映画になっていない・・・」と、戦争に対するメッセージが云々というよりも脚本の未熟さに驚いてしまう言葉しか思い浮かびませんでした。日頃は難解な言葉で人々を煙に巻く雄弁さの政治家がわずか三日で書き上げた脚本だけあって、全く感動できない映画になってしまいました。
新城監督が悪いなどとは思いたくなかったのですが、個々の俳優のアップ映像が終盤になるまでなかったのも原因のひとつ。それに、登場人物それぞれ過去のエピソードが欠如している脚本。おかげで誰一人として感情移入できない作品に仕上がってます。いくら群像劇といえども、突然登場した俳優が死に行く悲しさを演出するのは不自然すぎるのです。特攻に赴くそれぞれの兵士だって立派な人格を持った個人であるのだから、この映画のように十把一絡げに“みんなまとめて英霊”として称える作者の考えは、一人の兵士は戦争の駒にすぎないということを意味しているのでしょう。
残念ながら、井筒監督が『パッチギ2』の中で批判したようなシーンはなく、むしろ「死なないで!」と恋人(戸田菜穂)が特攻兵士田端(筒井道隆)に懇願するシーンが全く逆の印象を与えてくれる。と思ったのも束の間、「日本は負ける」とか「生きて帰る」ことに考えが変わる田端がヘンテコな死に方をしてしまい、軟弱者はいらないんだという軍国主義下の強いパワハラが浮き彫りになってしまいました(いつでも死んでやるわい!とか、冗談にもほどがあります)。もう一人「死ぬな」という言葉を使った少年もいましたが、後に彼が自衛隊員になるという奇想天外な後日談で魅せてくれます。
予告編によっても迫力ある特攻シーンに期待がかかる。しかし、実際には飛ばない実機と模型やCGがほとんどであり、最も悲惨なシーンにおいては敵機の銃撃が散弾銃であるかのようにバラバラで、直線にならないところも見事でした。隼からの俯瞰図は一瞬だけで、急降下する臨場感を無くしたことももお年寄りの観客がショック死しないよう配慮したのか、優しい作りになっています。このクライマックスにおいては、特攻隊員側からよりも米艦側からの映像が中心になっていて、これならば途中に一瞬だけあった実写フィルムを多様してもっとドキュメンタリー風にしても良かったのでないかと思えるほど。
戦争を美化しているという悪印象はそれほど感じられませんでしたけど、“潔く死ねない奴は美しくない”という強いメッセージは伝わってきます。とにかく映画としてお粗末な内容でした。最後にはまるでホラー映画のような演出になっていたこともあるし、桜が満開の時期にホタルが飛ぶという、日本の美しい四季を全く無視したセンスにも脱帽です。おかげで映画館を出るときには気分が悪くなってしまいました。
【2007年5月映画館にて】
特攻を見送った人
特攻に関するストーリーは本当に心苦し過ぎて、つくづく、戦争は何も残さないと思うし、結局、戦争を起こした一部のお上の人々以外は皆んなが被害者なのだと痛感する。
そういう意味では、こういう痛ましい過去は多くの人が知り心に刻む必要があると思う。
私が鳥濱トメさんの話を最初に知ったのは舞台『MOTHER〜特攻の母』だった。その後にこの映画が公開されて鑑賞した。
「戦争賛美映画では」という論争に対しては否定的に見てはいるが、例えばその舞台ではGHQのことも取り上げ、戦後の事にももう少し焦点を当て彼らの視点も描いていることもあり、それを観たあとでは、本映画は製作者の伝えたい「悲劇の部分」のみクローズアップされている感は否めないと感じる。また、この映画を、制作総指揮者が都知事在任中に製作した点も、公人としての靖国参拝を、(敢えてこう書くが)「正当化」する目的があったのではと勘繰ってしまったり。
最後に感動物語で幕を閉じる、映画としては普通に纏めた仕上がり。
若者たちの想い
Amazonプライム・ビデオで鑑賞。
今の私(26歳)と歳がいくつも違わない多くの若者たちが、特攻という十死零生の攻撃によって、その命を散らしていったことを、決して忘れてはならないなと改めて感じました。
戦争を美化する気は無いけれど、大切なものを守るために出撃した若者たちの心は、とても美しいものだったに違いない。それは紛れも無い事実だったのだろうと信じたい。
彼らが強く胸に抱き締め、大空へと飛び立って行ったであろうその想いや願いは、何があろうと、決して踏みにじられてはならない。後世に伝え残していかなければならない。
現在私たちが享受している日常は、尊い犠牲の上に成立しているのだということを痛感させられました。
必ず帰ると約束したのにどうして死にに行ったのか。
狂気の時代、
あえていうなら、、、
大前提として、戦争・特攻隊など、
様々な悲劇と日本を護ってくださった先達方の尊い犠牲という事実を正しく知り、同じ過ちを繰り返さないため後世に伝え残していくことの大切さを真摯に受け止める。
その上であえて"作品"としての評価をするのであれば、30点である。
事実を忠実に伝えようとすることと、作品としてある程度纏めようとするバランスが取れておらず、結果的に中途半端だった。
事実を忠実に描くのであれば、おそらくもっと悲しみや葛藤など生々しい、見ていて胸が痛くなるほどの苦しみが描かれるはずだし、作品として完成させるのであれば、登場人物の背景、仲間との絆をもっと丁寧に繋ぎ合わせるべきである。
作り手の伝えたい事実的要素と、登場人物の表面的な感情を一列に並べただけのように感じた。
桜と蛍
タイトルほどではない映画
若くして
零戦の特攻隊・・
岸恵子・・
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