ハンニバル・ライジングのレビュー・感想・評価
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思ったよりアクション映画
まずまず面白いがシリーズを牽引してきたキャラクターの原点としては意...
レクター博士の誕生
『羊たちの沈黙』で、猟奇的な殺人鬼として、クラリスと対峙したハンニバル・レクター。彼が何故、残忍なシリアルキラーとなったのか? 殺人において頬肉に拘るのか? そんなレクター博士に纏わる誕生秘話を、幼少期からの耐え難い体験をもとに描いている。
第2次世界大戦の中、銃撃により両親が殺され、妹と共に、血肉飢えた野獣の様な敵国戦士の捕虜となった幼きレクター。食料も底を尽き、野獣たちの食料として目を付けられた妹は、無残にも彼らの餌食となった。妹への復讐心だけで、生き延びて成長したレクターが行き着いた先は、日本人の美しき未亡人の叔母・レディー・ムラサキの所。
そして、レクターは、叔母の所で暮らしながらも、妹を殺した者達を探し出し、一人また一人と、レクターの残虐な復讐劇を始める。その一方で、レディー・ムラサキへの淡い恋心も芽生えていくが、最後に、「愛するに値しない」と断罪されたのも、その後のレクターの闇の心を増長させる、契機となったのだろう。
戦争は、これほどまでに人を邪鬼とするのか…。妹を食べた戦士も、飢餓の中で生きる為の究極の選択。また、レクター自身も、その時のトラウマと復讐心から残忍な殺人鬼へと落ちていく。こうした国家規模の殺人である戦争が、今も尚、まかり通っている現代。レクターの様な殺人鬼を、今もどこかで生み出しているのかもしれない…。
37歳の若さで亡くなった主役のギヤスパー・ウリエルは、冷徹で、残忍な中に、孤独と哀愁を抱えたレクター役を、見事に演じている。また、レディー・ムラサキ役のコン・リーも、謎めいた魅惑的な東洋人を演じていたが、日本人という設定ならば、日本人の女優を使って欲しかったし、小雪あたりが適役だと思った。
レクター博士の生い立ち
怖い。悲しい。でも面白い‼️
ギャスパー、スキーの事故で亡くなったんですね。悲しい。まだ37歳。(2022.01.19.)
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ハンニバル初心者🔰として、頂いたアドバイスに従い時系列に沿ってハンニバル・レクターのお話を辿ることにしました。
この映画でコン・リーに再会できるとは!「覇王別姫」ではレスリー・チャンを悲しませる女めー!でしたが、美しく品がよくゴージャスな日本人女性を演じていました。広島の原爆で家族を全部失い亡き夫の甥であるハンニバルと出会うなんて!ハンニバルは子どもの頃から賢く優しく、妹のミーシャのことは「絶対に忘れない」。医学生になってからの彼は凄みのある表情と黒髪が美しく、左頬の窪みが顔をアシンメトリーにしてる。ギャスパー美しい!
戦後、ナチスの残党や戦犯たちが飽きもせず更にどれだけひどいことを行ってきたことか。「悪い奴ほどよく眠る」、ハンニバルは眠れない。
久々にヒット作
悪くないけどレクターファンには物足りない
ソーッファミソファミレ♪ソーッファミソファミレ♪ドレミファソーラファ、ミ・レ・ド♪
重い、痛い、悲しい・・・残酷な犯罪者の生い立ちを見せつけられるビギニングモノだとばかり思っていたのに、これほどまで心臓を掴まれるような息苦しい気分にさせられた。サスペンスやサイコ・スリラーなどといったジャンルなどは決して当てはまらない、復讐劇プラス反戦映画だったんじゃないかとも感じられた。しかし、アンチヒーローとしてのハンニバル・レクターを愛してやまない人には受け入れられないだろうし、もちろんどんでん返しを期待するようなミステリーファンには向かない。むしろ三部作を良く知らない人向きの映画かもしれない。
個人的には、人肉を喰うという知的な精神異常者のイメージ(?)があったハンニバルでしたが、リトアニアにおける第二次世界大戦の悲劇や愛する家族を残酷な形で失うという幼少期のトラウマ、冷静沈着な復讐鬼として育つ青年期、恨みを仕事人に依頼することなく自分で決着をつけるというスマートさが印象を変えてしまいました(キアヌ似のためか?)。また、日本刀や拳銃だけでなく、医学の知識による必殺方法などはアンソニー・ホプキンスのような知的な犯罪者の片鱗を見せていたかもしれません。
結果的には彼の手助けをしてしまう叔母のレディ・ムラサキ(コン・リー)や、戦争犯罪人を恨んでいるポピール警視(ドミニク・ウェスト)。共に戦争で家族を失うという二人の境遇も無意識にハンニバル(ギャスパー・ウリエル)が死刑台に送られることを阻止していたようにも思えます。レディ・ムラサキなどというヘンテコな名前でしたが、男だったら思わずコン・リーに惚れてしまいそうになるほど良かったです。
反戦映画として観るならば、一方的なハリウッド的ナチ批判でもないし、原爆の批判だってしているように思えるし、戦争そのものが人間を残酷な動物にしてしまう諸悪の根源であるような描き方でした(この辺りはアメリカでは評価されないと思う)。人肉を喰うなんてのは『ゆきゆきて、神軍』まで思い出しちゃいました。もちろんグロ映像もあるR15作品なので、鑑賞時には注意しなければなりません。また、人間ハンニバルに注目するならば、愛とは無縁の残忍な男になったことの悲しみがムラサキの目を通してズシリと伝わってきます。泣けた・・・ですよ。
残忍な逃亡兵たちが口ずさんでいた曲。ハンニバルが彼らと対峙するたびに口ずさんでいた曲。映画ではタイトルが「森の中に独りぼっち」と紹介されていましたが、あるところでは「池の雨」と説明されています。このメロディだけは一生忘れませんよ・・・ヤマ○音楽教室のTVコマーシャルを見るたびに思い出したりして・・・
私は好き
アンソニーホプキンスのレクター様が好きすぎて、正直別な人が演じるなんて!
って思ってましたが、ギャスパーウリエルがきっっちり
アンソニーホプキンスのレクター博士を役作りしてくれているおかげで、かなり面白く鑑賞できました!
(レストランで女の子にウインクするところなんか、本当そっくり)
レクター博士の過去がかわいそすぎて、そりゃ精神に異常きたすよなーって。
冒頭から若干泣けました。
この物語はレクター博士の復讐劇なのですが、日本人のレディムラサキが叔母として登場します。
レディムラサキって...
ってすこしツッコミたくなるけど、細かいことは気にせず。
日本の文化を取り入れてくれていることが、素直に嬉しかったです。日本刀とか剣道とか晒し首とか笑
羊たちの沈黙が圧倒的すぎて、あまり評価が高くないようですが、私は大好きです^ ^
こんなイケメンがレクター教授だったのか…。
内容は普通だがハンニバルシリーズとしては残念!
続編は駄作になるというのにふさわしい作品だった気がする。今までの作品を見てきたファンからするとレクターの生い立ちを知るのは非常に興味深い。なのでファンは必ず見るだろうし、どうせなら見たほうがいいがほとんどの人が後悔するかもしれないほどの駄作。単体としてみてもただの普通の復讐劇。シリーズ物としてみてもここからレクターに繋がるとは無理がある。前作までのサスペンス感はなくてアクション映画と言ってもいい。わざわざ見ることをおすすめしないが前作まで見てきたのなら見てもいいかな程度。前半の掴みとかとても良かったのに後半は一気に減速し非常に退屈。特に大きな展開がなく淡々と復讐していく。グロい描写も特になくてこれが本当にハンニバルシリーズなのかと疑うくらいだった。
ミニレビュー
やはり始まりはあの大戦。
レディムラサキ、コンリーが日本人役
駄作
ギャスパー・ウリエルが若きレクターを好演
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