劇場公開日 2007年4月14日

「あの時代のイギリス。なるほどなあ。」クィーン fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0あの時代のイギリス。なるほどなあ。

2021年1月29日
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一言「なんて長い1週間」

◎よかった点◎
・「ダイアナ元妃が事故死してからの、1週間」と、時間を区切って描いているので。
濃い内容ながらも、わかりやすいのがいい。
また所々実際の映像(ダイアナ元妃等)を挿入しているのが。
知っている世代にはリアリティさがある。
あったよねえ、そうだよねえって。

・話の軸は、主人公の女王&就任したてのブレア首相。
ブレアさんってあの頃だったのか、と再認識。
労働党出の首相は、最初は女王の「ダイアナはもう私人なので、ノーコメント」な考えに反発したけど。
「王室はこうあるべき」な姿を見て、女王を敬っていく所もなるほど。

・ヘレン・ミレンの「孤独な女王」の表情や言葉。
渋い!。実際の女王も、こういう感じだったのかもしれないなって。
時々母を亡くした孫たちを気遣うあたりは、祖母の姿。

△いまいちな点△
・ヘレン・ミレン、よかったんですが。
ダイアナさんの輝かしい映像に霞んでしまった感は、否めない。

⭐️マーカーワード⭐️
「彼女(女王)は全生涯を、国民に捧げてきたんだぞ」

ゆき@おうちの中の人