東京タワー オカンとボクと、時々、オトンのレビュー・感想・評価
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何ともいえない世界観
地方の人にとっての東京の存在
離れる人にとっての母親の存在
やらなくてはいけないことは沢山ある
分かってはいるけど今じゃ無い気がする
何となく後回しになったり忘れたりする
叱ってくれる人のいない時間、生活
過ぎてゆく日々、その世界。
親の姿を見た主人公の幼少期
親元を離れ東京に住む青年期
本当に大切にすべきは何なのか
気がついた時の幸せと後悔。
オダギリジョーがいい
樹木希林がいい
※
孝行をしたいときに親はいた
息子が大出世したら母は
母の背中を見続け、迷惑かけ続けた息子の出世物語。
一生分の親孝行をもらったと言えた母の誇らしい気持ちが想像できる。
何が欲しいでもなく、一緒に過ごせた時間は1番の宝ものだったのだろうなぁ。
女と暮らす夫でも、大好きだったよね❤️
息子に恵まれた幸せなお母さん🧑
樹木希林さんと娘也哉子さんとの親子一役萌見応えありました。
タイトルなし
テンポがいい。リリー・フランキー、筑豊にいたのか。
内田が娘やってるのがいい。その人の唯一の人生の物語はいつも切ない。
母と樹木希林の表情が似ている。東京に出てくる時の厳しい表情。
父の暴力に耐えてきた母は、いい加減な息子を信じ、甘やかし、結局、息子のいい加減さにも耐える。
抗がん剤の治療のシーンは凄かった。また、母のことを思い出した。
オダギリジョーがこんなに普通に泣いたり、樹木希林がこんなに健気な役も珍しい。そんな中でもこんなオトンと釣り合う役はやはり他にはないのかも。
1日4万のベッド代は、オカンが学費を出して上げたのと対になってる。愛情の深い母子。
リアップの話。
うちの母はここまで苦しまなかったと思う。
かなり活躍しているリリーさんを見てから、この映画を観てよかった。あんなに人間性の深さ、特に悪の部分を演じられる彼の一番ピュアな部分。この深い愛情がベースにあるから表現者として立っていられるんだと思う。一方でのマザコン的な感情ベース。
色々、考えさせられた作品
BSで録画視聴。
色々、考えさせられた作品。
よくあるストーリーだが、現在進行形のストーリーでもある。
オダギリジョーと樹木希林の演技は素晴らしかった。それだけでも作品を観た価値はある。
ただ、時間が長すぎる。
飄々と生きてきた主人公の視線
総合:75点 ( ストーリー:75点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
リリー・フランキーの自伝的小説を基にした作品らしい。原作は未読で、どんな内容かも知らずに鑑賞した。
型破りの父親の存在のせいでけっこう複雑な家庭環境で育ったようだが、それでもこのような小説あるいは映画ではよくある典型的な設定ともいえる。だが自伝的ともなれば話は少し変わってきて、作品の内容がそのまま再現されているのかどうかわからないにしても、それが絵空事ではなくて現実に似たようなことが起きていたのだとすると、かなりの説得力があるし観ていて面白い。
それが後半への母親との生活での前振りとして効いてくる。成功するにつれて息子が苦労をかけた母親を東京に呼び寄せ親孝行出来るようになる場面は観ていて気持ち良い。
でももし主人公が成功していなかったら、親孝行する場面もないままに親に仕送りを頼み続ける生活を送っていたのかもしれないと思うと怖い。成功して良かった。
父親のせいで母親には実際には相当な修羅場があったと思われるし、家庭の事と仕事のことでも苦労が絶えなかったはず。だがそのような厳しい場面は厳しく描かれず、むしろ飄々と物語は進行する。主人公である息子もこんな家庭で育ちながら、どうしたことか自堕落でその日暮らしを飄々と生きている。息子がそんな性格だから、本来ならば厳しい緊迫した場面も飄々と面白おかしく捉えているのかなと思う。だから視聴者としても観ていても苦しくない。
だが一転して癌の母親の抗がん剤の場面は苦しい。ここだけは厳しい状況が厳しいままに描かれている。原作者にしてもここだけは本当に苦しかったのかと思われた。
この作品の良い点の1つは、数々の豪華な出演者と、その演技力の質の高さである。特に樹木希林の演技力は相変わらずの凄さだが、若いころを演じた娘の内田也哉子が母親に似ている見た目を含めてはまり役だった。自堕落で軽薄だが優しい主人公のオダギリジョーと、型破りな父親役の小林薫も良かった。
【オカンはいつも、溢れんばかりの愛をボクに注いでくれた。今作は今や邦画を代表するリリー・フランキーさんの多岐に渡る仕事をこなす背景と、オカンの息子に対する絶対的な愛を描いた作品である。】
■リリー・フランキーさんの職業を見ると驚く。
俳優、イラストレイター、声優、放送作家、エッセイスト、ライター、ミュージシャン、作詞家、作曲家、ラジオパーソナリティー、デザイナー、フォトグラファー、アートディレクター、絵本作家、小説家。
今作を見るとリリー・フランキーさんが九州の炭坑の町を出て、生きるために様々な仕事をして来た結果であろうと思う。
◆感想
■1960年代、飲んだくれのオトン(小林薫)に愛想を尽かし、幼いボクを連れて筑豊の実家に戻ったオカン。
時は流れ、上京したボクは得意の絵で食べていこうと一念発起し、がむしゃらに働き始める。
ようやく仕事が軌道に乗った頃、久々にオカンと連絡を取る。
・”ボク”が幼い時からオカンは“ボク”のために必死に来ていた過程。
(若きオカンは内田也哉子さん、中高年になってからは樹木希林さんの母娘が演じている点も絶妙に良い。)
・今作で秀逸なのは”ボク”を演じたオダギリジョーの抑制したナレーションで有ろう。
・オトンが、家を出ながら最後まで病に倒れたオカンの事を気にし、東京に出て来る姿も良い。
<今作は原作を読んでいた事も在り、観賞しなかった作品であるが、矢張り良い。
何故ならば、母が子を思う気持ちが見事に表現されている事と、母に甘えて生きてきた”ボク”が母を想い、様々な仕事をこなし、オカンの努力に報いようとする姿及びその結果、”ボク”が社会に認められる存在になって行く過程が見事に描かれている点である。
多くの有名俳優がカメオ出演している点なども、リリー・フランキーさんの人柄を感じさせる作品である。>
樹木希林はやはりすごい。若き日を演じた娘、そっくりですね、血は水よ...
息子から見た母の話。それだけなのに泣けた
親孝行しなくちゃな。
昭和の一家族の顛末記
リリーフランキーの実話に基づくお話。 オカンが娘内田也哉子から樹木...
リリー・フランキーさんが癌のオカンを看取るお話.
日本映画界になくてはならない存在。
リリー・フランキーさんの40歳ちょっとまでの実話です。
原作はベストセラーになり、それにより映画化された。
2007年。監督:松岡錠司。脚本:松尾スズキ
この映画は基本的に個人の半生と、若くして癌で亡くなったオカンへの愛が色濃く滲む
私小説的作風の映画です。
リリーさんは俳優になる以前、イラスト、コラム、ラジオ・パーソナリティ、ミュージシャンなど、
多彩と言うか何が本業なのか分からないマルチタレントでした。
何故この原作が200万部も売れて、本屋大賞を貰い、映画化された作品は
日本アカデミー賞の作品賞まで貰ったのか、私にはちょっと理解出来ない。
あまりにも個人的な話しだけれど、それが普遍的意味を持っているのかが、理解出来ない。
親孝行の話し。
お母さん大好きな息子の話し。
事実、母親役の樹木希林は素晴らしい。
(若い頃の母親役を樹木希林の実娘の内田也哉子が演じている)
オカンの宝物は息子の大学の卒業証書。
額に入れて上京して病室にも飾るほどです。
(確かに、シングルマザーが学費から生活費の仕送りや旅費などを換算すると、
数千万円単位の資金がかかっているのだ。
中退すると言う息子を、留年しても卒業せよと説得していた)
惜しむらくは感動的なエピソードらしいエピソードが無いんです。
オダギリジョーが良い人すぎるのね。
大学もサボりがちで雀荘に入り浸ってたけど、不良ってほどでは無い。
(裏切ったり、裏切られたり、しくじったりしないもんなのかしら?)
息子の住むアパートが徐々に広くなって、最後には一戸建ての豪邸を借りるまでに出世します。
でも樹木希林以外の人物は背景なんですね。
オダギリジョーさえ背景です。
オトン役は小林薫。
飲んだくれでオカンに暴力を振るう。逃げ出して筑豊の実家に帰るオカン。
長年別居しててもオトンが見舞いに来た時のオカン(樹木希林さん)の、
可愛らしさったらなかった。
18歳の小娘のようです。
(オカンは愛してたのね、オトンを!)
癌で10年近く患う母親を、最後は東京タワーを見晴らす一泊4万円の個室にまでに
入れてあげる孝行息子。
リリー・フランキーさんの原点。
母親をこよなく愛する息子の話しは、麗しいです。
病気の母親を看取り見送るストーリーは、共感を呼んだのでしょうね。
親孝行はできるときにしよう…ここ半年のベスト作品
普通
オカン!
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