「子供達が銃を構える恐怖」ブラッド・ダイヤモンド カメさんの映画レビュー(感想・評価)
子供達が銃を構える恐怖
個人評価:3.8
RUFの実際の悪業と、ダイヤ採掘でのアフリカ現地の悲惨さを映画的なストーリーで描いる。
社会派映画としての扱いだが、やはりピンクダイヤを追うエンターテイメントを目指した作品であり、根底に流れるテーマとは相反する軽さが否めない。
唯一リアルに描かれていたのは、子供達が兵士へと洗脳されていき、銃を構え人間に向け引き金を引く描写は、この土地で実際に起きている真実を伝えており背筋が凍る。
ダイヤモンドというただの鉱石が、血に染まった結晶だと、消費者に対し皮肉たっぷりに語りかける。
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