「一杯食わされました」デジャヴ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
一杯食わされました
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途中から以前見ていたと気づいた、まさにデジャブ。でも折角だから鑑賞続行。
冒頭からエキストラの多さ、予算たっぷりに大作の予感、そりゃーそうでしょう主役はデンゼル・ワシントンだし、監督はトニー・スコットですからB級映画の訳はないですね。
主人公の爆破事件捜査官タグの飛ばすこと、凄いテンポで事件の鍵を拾い集めてゆく、これでは30分で解決と思っていたら政府の機密装置「スノーホワイト」登場で唖然、まさかのSF映画とは・・・。
最初は偵察衛星の部類かと思ったら時空を超える遠視鏡、と思ったら物質転送装置、かと思ったら結局、人も送れるタイムマシン、なんで勿体ぶって小出しにするのでしょう。
もちろん、気を揉ませるためでしょう、それにしても病院の手術室に転送するなんて気の利いた博士です。
冒頭からいきなり爆弾テロ、やり過ぎと思ったら案の定の展開、要するに観客を翻弄して愉しむタチの悪い映画、一杯食わされました。
過去を変えれば未来もそっくり変ると言うのがこの手の定石だが都合の良い別解釈、結局何でもあり、だから先が読めるようでなかなか読めない面白さ、妙な伏線回収、賢いと言うかズルいと言うか迷作でした。
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