「なるほど!!!!」デジャヴ ジジさんの映画レビュー(感想・評価)
なるほど!!!!
デンゼルワシントン主演のサスペンスアクション。
全体的にサスペンスアクションとしてはそこそこ楽しめるのですが、いかんせんつっこみどころが満載で。
主人公の捜査官ダグ(デンゼルワシントン)が、爆弾事件の捜査をする中で、過去に戻れる装置を使う場面が出てくるのですが、過去の映像ではなく、現在進行形の過去だとバレるペンライトのくだり。
あれが成立するなら、クレアからもダグたちの姿が見えてないとおかしいのでは?(私の脳みそが足りないだけかもだけど笑笑)
あと、カーチェイスの場面で(過去の犯人を追っかけてるので、カーチェイスではないか笑笑
事故起こしすぎや!あれは絶対死人がでてるよ!
なのにみんなそのことにはスルーなんかい!
とか。
主人公とクレアがいいムードになるけど、クレアさっきまでダグのこと犯人だと思ってたじゃん!
恋愛に発展するの早すぎないかい??とか。
なんとなーく雑な感じが否めませんでした。
後半主人公は、装置を使って過去に戻り見事爆弾とともに海へダイブ!
自分を犠牲にしてクレアと爆弾事件で死ぬはずだった543人を救うのでした。
クレアは涙涙。
ここまできたら、鈍感な私でも
あー、なるほど。未来から来たダグは死んだけど、この時系列のダグは生きてるんだもんね。
そんで、そのダグと再会してパッピーエンドね。
ハイハイ。って感じで、ひねりも何もないかと、勝手に決めつけておりまして、ごめんなさい。
ここまでは、ダグが過去に戻って爆弾事件を阻止したって話なのでデジャヴとはなんの関係もないのです。が、ラストのクレアと、車に乗ったダグがあれ?聞き覚えのある曲だぞ?クレアに「話しても、到底信じてもらえないとしたらどうする?」と聞かれ「あきらめない」と答えるダグ。その時のダグの表情。
そう、今まさにダグはデジャヴを感じてるんですね!
そして、まさか!なのです。
このラストで今までのつっこみはきれいに吹っ飛んじゃいましたよ!
いやー!よかった!私たちが普段感じてるデジャヴの背景にはもしかしたらこういう物語が繰り広げられてるのかもよっていう、とっても想像力豊かな作品でしたよ。