幸せのちからのレビュー・感想・評価
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誰にも無理だなんて言わせるなよ
映画「幸せのちから」(ガブリエレ・ムッチーノ監督)から。
ホームレスになりながらも愛する息子を唯一の心の支えに、
ついには最後のチャンスを掴んで億万長者となった父子の実話を
映画化した感動の物語。アメリカンドリームを成し遂げた
実在の人物(クリス・ガードナー)の半生と
彼を支えた息子との心の交流を描く人間ドラマ、とも言える。
この台詞は、どん底の環境にあっても、
「夢があったら、それを守るんだ。
誰にも無理だなんて言わせるなよ、それはパパにも」と諭すワンシーン。
「パパにも、無理だなんて言わせるな」は、強く心に残った。
さらに「出来ない者は、人の足を引っぱる。
何か欲しけりゃ、取りにいけ」と世の中を教えることも忘れていない。
親子役は、主演ウィル・スミスとその息子が演じたためか、
とてもリアルに、そして何とも言えない「間」が私を惹き付けた。
地下鉄のトイレで、外から押される戸をじっと押し戻して、
声を殺して泣くシーン。
今まで観た映画の中でも、5本の指に入る名シーンとなった気がする。
ウィル・スミスの出演作品は、どうも私のアンテナに引っ掛かりやすい。
それは、どれも「ハッピィ・エンド」だからかもしれない。
ちょっと期待はずれ
自分の子供も男の子だし、ウィル・スミスはアカデミー賞に
ノミネートされたし、実の親子の共演だし、実話を元にした
話だし、もう、泣ける要素十分のはず、何ですけどねぇ。
まったく、泣けませんでした。いや、ガッカリしたかな。
主人公のクリスがどんな苦労をしようとも、どんな境遇にあ
おうとも、最後には採用され、幸せが待っていることを観客
は知っている。ならばその過程をいかにうまく見せ、クライ
マックスを感動的にもっていくかが、最重要課題だと思うの
ですが、どうもこの作品は、そこがうまく描けていない気が…。
個個のエピソードが行き当たりばったりで、散漫。クリスが
時折自分勝手に見えてしまい、どうも応援する気になれない
です。だいたい、生活が苦しくなったのは、自分自身の責任
であり、逃げた奥さんの言う事のほうがよっぽと正しいと思
えてしまうのですよ。それって、作品のテーマとしては失敗
でしょ?
泊まる場所を確保するためとはいえ、息子の「キャプテン・
アメリカ」フィギアを放置するのも後味が悪いし、何より息
子に怒鳴り散らし、バスの順番を待っている客に怒鳴り散ら
すクリスは、どうなんでしょうねぇ。それほど切羽詰まって
いる、というのを描きたいのかもしれないけど、逆効果です
よ、あれじゃ。
研修の過程もいまひとつ不明瞭で、クリスが選ばれるか否か
の緊張感も伝わってこないし、研修を1日残して、結果が出
てしまうのも拍子抜け。最大の見せ場である、クリス採用の
シーンも、あまりのあっさりさに「もう終わり?」と、テレビ
に向かって言ってしまったほど(笑)。
この作品、予告のほうがよっぽど「泣けた」なぁ。そういえば、
『シティ・オブ・エンジェル』もそうだったっけ(笑)。関
係ないですが。
そうそう、、もうひとつ、この作品とは直接関係ないけど、サ
ンディ・ニュートン(あえて、タンディ・ニュートンとは書き
ませ ん)がみょーに老けちゃった印象で、ちょっち寂しかっ
た。 『M:I-2』、大好きなので…。
ストーリーとしては・・・
厳しい生活ながらも、
なんとか無給料の株式ブローカーの研修を半年受けて、
20人の中から1人として選ばれる過程を描いてるんやけど、
「えっ?!選ばれるとこで終わり?!」
というストーリー展開がちょっと残念だった。。。
そっからどのように富を築いたかとか、
無駄に思えた行動が実は実りのある大事な行いだったとか、
そういう点をもそっと大きく取り上げても良かったような?!
何はともあれ、
ウィル・スミスの息子が究極にかわいいところと、
ウィルの猛烈走りが何度も見れる、
という点では、最高の作品です◎
アメリカ版二宮金次郎
Happynessのつづりは間違いではなく、こういうタイトルです。これは、ウィル・スミス演じる主人公が息子を預けている託児所の壁に書かれている文字として登場します。
アメリカ版二宮金次郎的サクセスストーリーです。
息子に「できない、なんて言ってはいけない。夢があるなら、ただやるだけ」と語るウィル・スミスに予告編からぐっと来ていたのですが、いいお話でした。息子(本当の息子が演じている)の演技もかわいらしかった~。
ウィル・スミスファンには絶対おすすめ。この映画の演技は素晴らしい!!(ハンコックと大違い!)
どんな境遇からでもチャンスを掴めるもの。
このところ興行成績2位をずっとキープしてロングセラーになりつつある映画『幸せのちから』ですがも貧乏神検定に引っかかった(^^ゞ人のために、あえて作品の裏話をご紹介しましょう。
作品と原作では触れされていないエピソードとして、小さいときから主人公のモデルなったご当人は数学が得意だったそうです。その才能を見抜いていた彼の母親は、きっとあなたは数学の才能を使って、大金持ちになると彼にささやいていたそうです。
幼いときの母親の言葉は、彼の意識に刷り込まれて、どんな貧困の時でも必ず突破できるという強い信念を生んでいったようです。そして実際に何の縁もなかったトレーデイング業界に飛びつき、成功を収めたのでした。
このように心の中に「成功」の二文字を刷り込まれた人というのは、どんな境遇からでもチャンスを掴んで成功していくものです。
逆に悲観して怠惰な生活を送る人は、いつまでも貧乏神と仲良しのママです。
ぜひ「幸せのちから」から、成功の2文字をこころにすり込まれてくださいね。
ウィル・スミスは更に幅を広げた
実話の脚色が甘いのがとても気になるが、ウィル・スミスの頑張りと涙にはなかなか唸らされる。近年の彼の演技の幅の広げ方はお見事。スミスが抱えて走る重たそうな健康器具入りの箱が良いアクセントになっている。
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