魂萌え!のレビュー・感想・評価
全6件を表示
面白いが、なんか物足りない…
阪本順治監督の「女性映画」。
50過ぎの専業主婦がヒロイン(風吹ジュン)。定年を過ぎた夫が急逝。その後に発覚する夫の不倫や身勝手な子供たちに振り回されながら、自分なりの生き方を見つけるまでをときにコミカルに、ときにシニカルに、生き生きと描く。
阪本順治の演出は、変な言い方だが、かなり上手くて、びっくり。
いつもの観客に媚びない演出ではない。今回は、フレームの使い方、人物の配置、台詞回しに無駄がない。観客が見たいと思う部分をあえて撮らないなんて意地悪もしない。その上いつもの阪本順治らしく情感は抑制的でいいし。
いろいろな役者が、ヒロイン(風吹ジュン)のまわりに現れ去ってゆく。それぞれシーンは少ないながら、鮮やかな印象を残してゆく(加藤治子、林隆三、なぎら健壱、由紀さおり、左右田一平、豊川悦司など)。役者の力量もあるが、キャスティングも含め演出が冴えている。
ラストの風吹ジュンと愛人(三田佳子)の女の戦いは、弾こそ飛ばないが、なかなか恐い。三田佳子がいい。
主役の風吹ジュンが、中年ながらの無垢なみょ~な色っぽさが嫌味なくでている。胸こそ見えないが、しっかり、背中側からのオールヌードもある(お風呂場シーン)。でも濡れ場シーンは、肩ぐらいしか見えない。そこがいい。この映画のスタンス(こういった奥ゆかしさ)に色気を感じる(なんでもかんでも見せりゃあいいってもんじゃない)。
芸達者な役者ばかりで、落ち着いて見られ、面白いのだが、阪本監督のうまさが一番目立っていて、なんか物足りない。
タイトルなし(ネタバレ)
『一緒にいたのが長かったのに、この三年間があっという間だった』っておかしな感じだけれども。
突然死んでしまって良かったと思うけどね。
我が亡父は5年も寝ていた。
コロッといければね。どうせこの世界、動けない者や、鈍い者は邪魔者にされるんだからね。
『生きている事』と『愛されている事』は違うと思うけどね。
僕に経験がないので、如何ともしがたいが、男女の肉体的な逢瀬と愛とか恋とか類似するものなのだろうか?その場での肉体的な快楽が、どのタイミングで愛に変わるのか?
しかも、男の快楽と女性の快楽はその長さで大きく違うはずだ。年齢が重なった後に男女の快楽の相性は物凄く難しいと思う。
同じ男として、その性癖で分析すれば、この旦那に良い所は一切ない。また、黙って浮気を10年もする様な旦那と暮らしていた家なんて、そそくさと売却すべきだと思う。
その後、酔っぱらってピンク映画の映写技師に弟子入りする?
話に脈絡が全く見られない。
昨日見た。モード・ルイスさんの話と全く逆に見える。
少なくとも、この蕎麦屋へは食べに行きたいと思えないし、『阿武隈』地方はこのあと大被害を被る。最後だけ共感する。
遺骨も三万円出せば、粉にしてくれる。ついでだから、粉にして東京湾でも、外海でもいいから散布してしまえば、魂はより燃える。そう、魂なんて萌えるもんじゃ無い。早稲◯松◯でピンク色の映画やってたか?
残念至極
女性にオススメ
風吹ジュン!
全6件を表示