劇場公開日 2006年12月9日

「ロベルトベニーニにしか描けない愛の在り方。」人生は、奇跡の詩 JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ロベルトベニーニにしか描けない愛の在り方。

2020年1月6日
PCから投稿

薬探すシーンがちょっと長いとか、ジャンレノは何だったのとか
色々あるけど、やっぱりこの監督の作品は唯一無二だ。

まだこういう純粋に人を想う気持ちを監督自身が信じているから、
こんな素敵な作品が出来るんだろうな。
しかも奥さんと。

いや二コレッタブラスキが最高でしたな。
美しくて聡明。そんで結局パパに夢中というね。
前半は本当にドキドキしたし、実際にこんな気持ちになるラブストーリーも珍しい。

虎と雪とか、小鳥の話とか、伏線効いてるのもまた良い。
イラクの最高の医者?にロベルトベニーニが話し出した言葉が凄く印象的。
「彼女がいなければ、この世界の何もいらない。
僕が太陽を好きなのは、彼女を照らすから。すべて消えてもいい。」

こんな風に人を愛したいと思わせる傑作でした。

JYARI