劇場版BLEACH ブリーチ MEMORIES OF NOBODYのレビュー・感想・評価

　ガラケー時代の日本、東京の八王子市をモデルにした 空座町が舞台。

　霊と戦う高校生の 黒崎 一護（通称：イチゴ。声：森田成一）は、死神の 朽木 ルキア（声：折笠 富美子）と一緒に暮らしていて、行動も共にしていますが、恋仲ではなさそうです。イチゴには、一般人には見えない仲間（ルキアを含む護廷十三隊の死神たち）がいます。霊や神社や墓地が頻繁に登場し、現世とソウル・ソサエティを輪廻している魂が、どうのこうの、なんちゃらかんちゃら、と劇中で 浦原 喜助（声：三木 眞一郎）が説明する場面があります。

　イチゴが、謎の女子高生風の 茜雫（読み：センナ。声：斎藤 千和）と出会い、赤いリボンをプレゼントしたりして仲良くなっていくのは、観ていて楽しいです。

　作画のクオリティは高くありませんが、シンプルなBGMと滑舌がいい上手い声優たちによって耳に心地良く、台詞が程よく難しくて、雰囲氣が美しく上品な作品でした。

BLEACHの映画というか、BLEACH自体を観るのが初めてなのですが、ピンチらしいピンチも迫力も無く。ごく普通の内容だと思います。2020年代だと、あまり興味を惹かないアニメのような気がします。

16年前だし、BLEACH初の映画ってのを踏まえても残念な出来。
作画の荒らさや戦闘シーンの物足りなさはしょうがないとして、ストーリーの展開や敵キャラがいまいち。何ダーク・ワンってw
最終決戦での援軍とか、人気なキャラを集めて雑魚狩りさせて、隊長らはしょうもない敵に無駄に卍解使って圧勝とか流石に冷めるよ。

あと最初から最後までセンナに感情移入出来なかったのもあまり楽しめなかった要因かも。でもラストの墓参りからスタッフロール後のシーンは良かったと思う。

This movie its canon!