「手紙の温かさ」手紙 wataridoriさんの映画レビュー(感想・評価)
手紙の温かさ
今ではメールが主流で、手紙を書く機会も減ってしまったけれど、相手を思って文を綴り返事を待つ。返事が届いた時の嬉しさや温かな気持ち。この映画でも兄とのやりとりや、絶やすまいと由実子が繋いだ手紙、遺族への手紙。さまざまな場面で手紙が人と人を繋いでいる。兄にとっては生きる支えでもあったのではないかと感じました。
犯罪者の家族は差別を受け、生きる事も辛く実際には命を絶ってしまう家族もいる。
差別のない場所を探すんじゃない。君はここで生きていくんだ。会長の言葉はとても重みがあり、背中を押して貰える言葉でした。
困難から逃げたり、自分を差別する方を恨むのではなく、全て受け止めて一歩一歩積み重ねていく。
心に染みる深い映画でした。
罪は自分だけではなく家族や周りにも苦しみを一生背負っていくことになる事。こういった映画を、学校教育でも取り入れる事が出来たら犯罪も少なくなるのではないかと思いました。
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