ただ、君を愛してるのレビュー・感想・評価
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引く…
感動の要素は、人それぞれあるとは思いますが、私は全く感動せず。
誠人の身勝手さに引きました。
メガネかけて髪バサバサの静流には、どれだけアプローチをかけられても、美人のみゆき を追いかけていた誠人が、
メガネを外しかわいくなった静流にキスをされたら、今度はみゆきから静流に気持ちを移す、身代わりの速さ。
最初に、横断歩道で静流の写真を撮り、プリントして、家の壁に貼る行為も、普通に考えたら気持ち悪い行為。(後に友達になってるから正当化されてるように見えるだけ)
役者、監督以前に、ストーリーに深みがなく、まったく入り込めませんでした。
宮崎あおいの演技は好きなんですけど、彼女の魅力を出し切れていないのも勿体ない。
幼さ鈍さが残酷
成長しない病気だから大人になるのを待っててねと言われていたのに、実際は成長してしまうと病も進行して死んでしまうから成長を止めている病気だった。
誠人は静流の発言は全て信じて受け止めていたし、誰がそれすら嘘だと疑うか。誠人は静流ともっと関係性を進めていれば良かったのか?そうとは思えない。気になる黒木メイサにも、見惚れるだけで少し奥手の誠人はそれが純朴な良さであり、これがチャラ男だったら静流も好きにはならなかっただろう。
そして黒木メイサも、あざとくなく、正直で素直な子。悪役要素は何もない。ただ、付き合っているかすら怪しいのにウェディングショーに誘うのはちょっと重いかな。
大切な人が目の前にいるのは当たり前ではないと言う事はビシビシ伝わってくるけれど、既に同棲までしてたくさん会話していたんだしお互いに思いやっていたんだし、何をしておけば良かったのか。
最初に片想いしていた黒木メイサとの関係をとっとと終わらせて、静流に告白して大人の関係に進んでおけば良かったという事?黒木メイサも静流も誠人の気持ちを待っている受け身な感じで、だからといって出し抜こうとか取り合おうとかは特にないし、誠人は自らの心の中で誰が一番大切か、まだ気持ちの整理が済んでいなかったのだから、無理に黒木メイサや静流との相関図を整理しておく必要はなかったと思える。
何をどうすれば静流を失わずに済んだのか、わからないところに純愛を感じさせる作品。
とはいえ、誠人のキスの捉え方はとても軽い。黒木メイサともしてるけど、減るもんじゃないし静流とも別にいいよみたいなノリ。キスする直前に静流がメガネをはずした顔を見て初めて、想いを自覚し女性として見始めたという感じ。もしもお腹に薬を塗る皮膚病を抱えていなかったら、チャラ男になっていたんじゃないかな。
静流は、命と引き換えにしても構わないほど誠人を好きで、いつか成長した姿を見て貰う事にした=いずれ死ぬから、誠人に愛された瞬間を写真に収めて遺しておきたかったのだけれど、誠人側はそんな事はつゆ知らないから、精神年齢がまだ幼く素朴で鈍いまま静流に接しているところがキモでありとても残酷でありとても純粋。
消息不明の静流を同じ家で3年待ち、静流が亡くなってから彼女の意図を知り、静流の嘘にもう少し浸る事にした誠人は、次の恋はできないんじゃないかな。誠人にとっても、人生で一番の人になったのだろう。
黒木メイサの仲良しメンバーはのだめの脇役も出演しているがそれぞれキャラは別人。
主演は玉木宏と宮崎あおいの、ふとしたきっかけから大学一年生で出会っ...
主演は玉木宏と宮崎あおいの、ふとしたきっかけから大学一年生で出会った二人。素朴な洗練されてない不器用な時期の出会いは初々しい。だが、玉木の役どころは黒木メイサの役どころに心惹かれている。それが宮崎の役どころには複雑だ。玉木のほうは、黒木や小出恵介や青木崇高らの男女グループの仲間が出来たりする。青木のブレイクはつい最近だと思うが。宮崎と玉木で、女性のほうが男性のほうに惹かれている展開である。女は将来すごい女になったらどうすると男に問いかける。玉木の役どころのほうは黒木の役どころのほうに夢中だった。玉木の趣味だった写真撮影によって、宮崎も撮影が好きになるが、玉木と黒木が一緒に歩いているところに遭遇する。
二人きりでいたい宮崎は逃げていってしまう。三角関係のような状況なのだ。黒木が綺麗で性格も良い事への嫉妬もあった。「どうしてあの人を連れてきたの?ここは二人だけの場所じゃなかったの?あたしたちだけの大切な場所じゃなかったの?」困った顔をする玉木。ところが宮崎と黒木は仲良くなってしまい、驚いて玉木が宮崎に聞くと、「好きな人が好きな人を好きになっただけ」と答えた。ややこしいような、三人の関係。恋愛手前の友情関係のような。そんな人達に就職の時期が近づく。そんなある日、女性と感じてないままカメラの現像のために宮崎を1度自宅に連れていた玉木だが、二年後になんとなくまた泊めてしまうが、宮崎は初めてだけどいいのよと玉木に性行為を求めようとするが、玉木は相手にせず、ふてくされる宮崎。それに爽やかに笑う玉木。ここら辺に大好きな男性ならと貞操にいい加減な現代の女性観がみられるが、本気であったのだろう。
その後、宮崎のほうが玉木を部屋に誘い、乾杯して、それでも玉木は宮崎をまるで女としてはみない。宮崎のほうは料理に自信あるんだとアピールする。女性のほうが肉体をアプローチしてきても、手だしすることなく、しょうがねえなあと笑っているような男性は魅力的だと思う。玉木は本命の黒木にも誘われた。にやける玉木。にやけのそばには宮崎がいて、玉木はカメラマンになろうと思うが、君もやらないかと持ち掛ける。応じる宮崎。だが次の日曜は黒木のほうが先に約束があると玉木が言うと、宮崎はふてくされてしまう。だが、黒木とのデートの服装をアドバイスしてくれたりする。性的には成熟していながらの大学生というのは難しい時期だろう。そこで崩れてしまう人達もいる。ウエディングショーを観る玉木と黒木。玉木のうちで玉木が撮影した最初の出会いの宮崎が写った一枚をみて喜んで留守番している宮崎。黒木メイサの絶頂期だったか、ウエディング姿が観られる。玉木もタキシードというのか、それで一緒に記念撮影する。うれしかっただろう。そのイベントを終え、うちに帰る玉木。待っていた宮崎。歯が抜けていた。玉木のうちに泊まりながらも、黒木だけを思いなさいと肉体関係もなく言う宮崎。しかし誕生日プレゼントにはキスが欲しいという。
玉木とキス出来たらうれしくて死んじゃうかも知れないとさえいう。玉木は黒木とは五回キスしていると嘘をつく。キスは写真撮影の企画としてやるのだという。「誕生日いつ?」「明日にしよう」そして翌日の朝。モデルとして玉木と宮崎はキスをする。こうしたトリッキーな方法を編み出して。そして初めて彼の前で女性は眼鏡を外す。すると彼が少し驚く。それは宮崎あおいである。可愛いだろう。緑の森の中で1分にもなるような長いキスをした。こうした描写を美化して捉えるか、複雑なこの年代の男女関係。女性は男性が去る前に聞く。「今のキスに少しは愛があったかな?」授業に遅れた男は、ぼおっとしてしまっていた。そしてなぜか、「さよなら。今までありがとね」と書き残した冷蔵庫に貼られたメモ。驚いて学校の総務に行くと、昼間に女性は自主退学を届けたと言う。
仲間との卒業の手前、玉木は宮崎をずっと待つといい、黒木は私の失恋だねと玉木に言う。そして玉木はカメラマンになった。ある日、玉木に宮崎からの手紙が来て、アメリカにわたっていたら、なぜか黒木がきて、玉木と再会し、黒木は宮崎と半年一緒にいたという。今日は都合で宮崎は来られないが、宮崎の個展が始まるのだという。ところが、アメリカに渡ってまでのその時期に、宮崎の役、里中静流は先月、死んだばかりなのだと知った。黒木の役の富山みゆきの部屋で、それを伝える里中の父親からの留守電を聞いてしまった玉木の役、瀬川誠人はみゆきに、静流はどうしたんだ。と詰め寄る。本当のことを説明するみゆき。先天的な病気を持っていたのだという。そして誠人は静流の写真展に入る。そこには、多くの静流の撮影した写真があり、中に誠人を写したものが幾つもあった。そして大きな静流自身の写真が飾られていた。それを見つめる誠人。それは突然静流がいなくなってからわずか2年後の事だった。あの時の写真の下には、「生涯ただ一度のキス、ただ一度の恋」と書かれてあった。
綺麗に透き通った心
純情な恋で、感情が透き通っていた。
誠人を気持ちがいいほどまっすぐに一途に想う静流のしぐさや言動がかわいくてみれば宮崎あおいさんのファンになるであろう作品。
特に、「絶対、絶対!後悔するんだから!」というセリフに個人てきにグッときました!
そして、人を愛することにまっすぐに向き合い素直になろう!そう思える。
静流が生涯たった一度の恋によって
病気が悪化すること覚悟で大人になろうとして最後には死んでしまうところは切なくて泣けましたが、誠人も静流も報われなさすぎるような気がしたのが少し悲しすぎました、。(静流は満足とまではいかないけど納得していたとは思うけど)
この映画好き!
もう3回目くらいになりますが、
ビジュアル的にも内容的にも本当に好き!
今更ですが買おうかなって思うくらい
大人に成長したら死ぬ病気ってなに?
というコメントを見ましたが、
よく観てない証拠。
成長と共に病気も悪化していくからという病気であって、そんな病気とは一言も言ってません(笑)
すごくベターな話しでもあり、ビジュアルが美しいので何度もみたくなります◎
私は好き。
好きな人が好きな人を好きになる
人より少しオリジナルな里中静流のキャラクターと、振り回される瀬川誠人のやり取りが微笑ましい。
加えて、大学の仲間との交流にも楽しさや絆が感じられて良い。
さらに、静流の言動の多くが切ないラストの伏線になっているので、うまくまとまっていている。
うざい。。。
宮崎あおいがうざい。好きな人はハマるキャラなのかもしれないけど、キツかった。。。
黒木メイサも金持ち令嬢の美人キャラ役だが、うーん。。。ないでしょ!玉木宏が惚れる気がしれない!なんの魅力もなかった。
ストーリーも先が読めるし、つーか、恋して大人に成長したら死ぬ病気って何???宮崎あおいの体じゃ全く成長した感じわからないから!!(。-_-。)笑
メガネ外したら確かに顔だけ可愛いけど、それだけ。
綺麗な恋
気になりつつ、やっと観ることが出来ました。すごく素敵でした。何も知らないまま観ていたので最初はもどかしかったです。けど、亡くなったと知りこんなにも切ない恋があるのかなと悲しくなりました。死んでしまったらもう会えないのに、好きな人を想い続けるのはどんな気持ちなんだろう。と考えさせられました。静流さんがすごく美しかったです。映画の映し方が個人的にすごく好きでした。私自身同じ大学生なので、公開しないようにしよう。と思いました。こんな素敵
な作品に出会えてよかったです。
分かっていても、そう来てしまうラスト
男の自分としては、「もどかしい!」作品だった。
互いにコンプレックスを持ちながら、そのコンプレックスが運命を引き寄せたようにも思えた
命と引き換えに恋をすることを選んだ、という設定はおもしろいと思った
脚本(原作)的にはおもしろいんだけれど、もちろん見る側としてはたまらなく切ない。
他の感想などを見てみると、しずるが眼鏡を取ったときに初めて両思いになったという解釈が多かったが、 そのずっと前に誠人の中には静流への想いがあったと思っている。
何にせよ、切ない。何となくこういう結末なのかなぁという予測はあるんだけど、「いや、ミラクルあるかも」と期待してしまう
映画で泣くとは思いませんでした(笑)
あとひきます・・・。
正直、さけてました、ラブストーリーものって。
お涙ちょうだいなんだろなって。
ま、この映画、御多分にももれずですが
涙止まらないなかで、誰もが抱えてる「なにかしら」を
自分はどうかかえてるんだろなって思ってます。
日がたち、なにかしら予備知識がじゃましてたけど
それでも、ラストのポートレート、キスの写真、
そして、二人が追いかけてたのによく似た鳥。
さりげなく、確実にやられました。
あと、写真をかじって半年ですが、撮り方かわりそう。
それだけに写真の力もまざまざと感じました。
後半20分!やられました…(泣)。
予備知識殆どなし(主演が宮﨑あおいで、原作者が「いま、会いにゆきます」の市川拓司氏だって事ぐらいは知ってましたが)で観に行ったのですが、これが…やられましたわ…。
出だしから1時間20分くらいは、退屈でした。正直に申し上げて『何かよくわからん(ちゅうか、“スカッ”とせん)話やなあ。これのどこで泣けっちゅうねん??』などと思っておりました。んが、しか~し!後半20分くらいからの展開に、吾輩はやられてしまいました。ええ、ホント失礼しましたですよ。ハイ泣いちゃいましたよ。
この映画も昨今の(泣きの)日本映画のご多分に漏れず、主人公(静流)が死んでしまいます。ただ、この映画がココ最近吾輩が観た映画と異なっているのは、『どうして彼女は死んでしまったのか?』と言った点を、キチンとストーリーの中で描いてるところです。それもこれ見よがしに観客に押し付けるのではなく、むしろ淡々と真実を明かしていきます(『生涯ただ一度のキス ただ一度の恋』ってキャッチが、とても切なく思えてきます!)。正に静流は“命懸けの恋”をしていたわけです。そしてそのストーリーを伝えるのに、この映画では重要な役割を果している“写真”が非常に効果的に使われ、とても清々しい感動を観る者に与えてくれます。
物語的には、観終わった後も幾つか疑問点は残る(『誠人の腹の湿疹(?)は、何が原因なのか?』『みゆきは何故、誠人に声を掛けたのか?』原作読めば、わかるのかな…)のですが、その辺りが気にならないほど、何か優しい気持ちになって映画館を後にしました。
誰かを好きになるということ…、本気の恋は命懸け。こんな純粋な思いが、スクリーンから溢れ出てくる映画です。最近“いじめ”で自殺してしまう子が後を絶ちませんが、そんな子達にこの映画を観て、“生きることの素晴らしさ”“人を好きになることの素晴らしさ”を是非とも知ってもらいたいと思いました。
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