地下鉄(メトロ)に乗って
劇場公開日 2006年10月21日
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泣ける
悲しい
浅田次郎の原作小説を過去に読んでいたせいか、いきなり感情移入した。ほぼ原作通り。戦後のどさくさに紛れて生き抜く姿が分かった。アムール(父親)が満州で開拓団を助けてソ連軍に機関銃を撃ちまくるシーンには思わず感動した。銀座線を中心に東京オリンピックの時代と戦後の闇市の時代と戦時中に遡った映像に父親と主人公のルーツを見た。人は皆、様々な過去を背負っていると感じた。2006年、10年前の邦画・・
知的
幸せ
脚本はまず、外れなしですよね、原作が原作だもの。んでもって役者も素晴らしい人が揃っています。感情移入ばっちりです。タイムスリップによって色々な人の人生が変わり始める。ありきたりと言えばそうなんだけど、自分の人生を振り返り見えなかった側面が見えて、みんなが幸せになってゆく。とっても楽しめた、作品でした。邦画もこういうきらりと光る作品が時々現れる。映画って本当に良いですよね。
人間の人生や人と人との接点は、地下鉄のように外からは見えず、路線のように複雑に入り組んでいる。一歩まちがえば、どこに行き着くかわからない。この作品は、地下鉄をタイムマシンにして自分の若き父母に巡り会うだけの単純な話ではない。人の生い立ちの意味を深く考えさせられる異色のタイム・スリップものだ。個人的には好きじゃないシチュエーションだが、見ようによっては幸せな結末を選択したヒロインの心情が切ない。大沢たかおと常盤貴子が巧い。
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