劇場公開日 2006年9月23日

もしも昨日が選べたらのレビュー・感想・評価

全42件中、41~42件目を表示

4.5目が痛くなるほど泣けた。

2011年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

人生に「無駄な時間」なんて無い。

人は必ず老いる運命にある。
人生の長さは限りがある。
自分が死ぬ時家族に看取ってもらえる事は幸せな事だ。

コメディだと思って見たが、こんなに泣けるとは思わなかった。

あんなに美しい奥さんと愛し合っていて、子供は男の子と女の子がいて、二人ともパパの事が大好きで、お祖父ちゃんお祖母ちゃんとも仲良しで、なかなか出世は出来ないけどちゃんと仕事もしていて、主人公マイケルはとても幸せ者だ。

私は家族が少ない家に育ったので、マイケルの家族がとても羨ましい。

ああいう家庭で暮らす事が、人間にとって一番の幸せと言えるのかもしれない。でもマイケル本人は仕事や家族との付き合い等、いろいろ忙しさに追われて、その幸せにはなかなか気付けないのだ。

もっと家族と過ごしたい、そうすると仕事を減らさなければならない。
そしたら収入も減るし、今の生活が維持できなくなる可能性だってある。一家の大黒柱なら、そんな事は出来ない。
だから仕事を優先してしまう。そうこうしているうちに子供達はどんどん大きくなっていく。お父さんの立場というのは辛いものだ。

苦しい時も、楽しい時も、全部を含めて、人間に与えられた「命の時間」なのだ。
マイケルが面倒事を早送りして、やがてその過ちに気付き後悔する姿は、私にそう教えてくれた。

ある日マイケルがモーティから不思議なリモコンを貰い、この物語は始まる。

そんな「人生が劇的に変化する出来事」なんて、あるかどうか分からない。
死ぬまでに一度も起こらないかもしれない。
多少の苦楽はあっても、最後まで平凡な一生かもしれない。
でも、それでも人生は素晴らしいものなのだ。

世の中にたくさんある映画の中から、私が今日たまたまこの映画を選び、見た事だって、恐らく私にとっての人生の一つの財産になったのだから。

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銀平

4.5家族を大切に~

2007年10月29日

笑える

楽しい

幸せ

いやなことや面倒なことを早送りにして人生を過ごせたらどんなにいいだろう、というのは誰でも願うところだと思います。私もそんなふうに都合よい人生を送りたいと願って止みませんw。でも、実際にそういう風に人生を送った場合の悲劇が描かれているのがこの映画ですね。
私は、アダム・サンドラー演じる主人公を、何か自分と重ね合わせて見てしまった感じです。彼の屈託のない演技が、主人公を「いい人」風に見せているのですが、自分にだけ都合のよい人生を選べてしまったが為に、だんだんと悲劇のどん底に陥ってしまうという。。。
とはいえ、どちらかというとコメディ的なタッチで描かれていて、笑いありハッピーありで非常に好感の持てる作品でした。

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カリフォルニアローラー