狩人と犬、最後の旅
劇場公開日:2006年8月12日
解説
ロッキー山脈に実在する狩人と愛犬たちとの絆を描き、本国フランスで「皇帝ペンギン」「ディープ・ブルー」を抜いて大ヒットを記録した感動作。自然破壊により、長年暮らしてきた山から去ることを決意した狩人ノーマン・ウィンター。狩りもできない一匹の子犬との出会いが、彼の人生を大きく変えていく。監督のニコラス・バニエは、フランスでは国民的ヒーローとされる著名な冒険家で、小説家・写真家としても活躍している。
2004年製作/101分/フランス・カナダ・ドイツ・イタリア合作
原題:Le dernier trappeur
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
スタッフ・キャスト
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2022年7月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波
極北の地で狩人として暮らすノーマン・ウィンター。本人が本人役として演じているのか、ドキュメンタリーなのか、どちらなんだろう。
髭が凍るほどの冷気。こんな寒いのに湖に落ちるって、恐ろしい。犬で暖をとり、震える手でやっとの思いで火をおこす。熊にも遭遇するし、狼ともニアミスする。次から次へ、野生動物が登場、みんな美しいなあ。そり犬たちもかわいい。特にハスキー犬の目がきれい。
淡々とした描写ながら、なんか危険が迫りそうと思わせるところがニクい。撮影の仕方がうまいのかな。人間を拒むような厳しい自然の風景が圧巻。
大昔のテレ東地上波放送を録画で。
2019年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
森林伐採のおかげで年々動物が減っていく現実のため自給自足の生活もままならない。の暮らしに慣れてしまっていると、とても生活できないだろうと感じてしまう。
夏には川をいかだで下り、冬は犬ゾリで颯爽と氷原を渡る。町へ出ては狩猟した動物の毛皮を売って暮らしている。そんなある日、愛犬が死んでしまう。今年こそは引退するぞと心に誓うノーマン・ウィンター。友人からシベリアンハスキーの子犬を貰い受けるが、アパッシュと名付けられたこの犬はレースにも向かないどうしようもなくダメ犬に思われた・・・
このトラッパー。動物を狩っているのだから自然破壊に繋がると考えがちだけど、全く逆。彼らがいないと生態系もくずれてしまうらしい。森林伐採などの人間による開発のほうがずっと自然破壊をしているのだ。
予告編を何度も見ているおかげで、氷の張った湖に落ちてしまう場面や、がけを滑り落ちてしまう山場にも驚かされなかった。元々、ノーマン・ウィンターとその妻本人を主人公にしているので、ドキュメンタリー風でありながら、無理にストーリーを持たせている。ここがどうも心の琴線に触れなかったようです。どうせなら多くを語らないノーマン・ウィンターを淡々と撮り続けてくれたほうがよかったのではないでしょうか・・・
とはいえ、ロッキーの自然と人間、そして小動物の生命力にみなぎる映像には癒されました。彼らは熊とも仲良しだったのかもしれませんが、最近自宅の近くでも発見されたようで、個人的にも熊さんとは仲良くしなければならないなぁ~と思いました。
2015年2月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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自然から多くを奪わず、傍らに寄添い生きる狩人。
犬ぞりを操り、北極圏の地を縦横無人に駆け巡る。
樹木の大量伐採の影響から、獲物が年々減少していた
先住民達でさえ、狩を止めて毛皮の仲介などに転じていた。
少し気を抜けば、死が訪れる厳しい環境だからこそ・・・
妻と犬たちとの安らぎの時間が心に染み入る。
シンプルで質素な喜びで心から幸せになれる。
私自身とは正反対の生き方だ。
都会で生きる私達は快適で便利な毎日が保障されている。
でもなぜか、心の中は複雑にささくれ立って幸せと言い切れない。
金、家族、愛、名声、環境で、他人と自分を比べると・・・
競争社会の疲れと共に、得体の知れない恐怖に苛まれる。
もっとシンプルな価値基準で生きる選択はいつでもできるのだ!
監督自身が有名な冒険家で、ドキュメントと見まがう程のド迫力。
可愛い犬たちが、湖の氷の大きな穴に人間もろ共落下するシーン。
なんとも複雑な思いにかられる、人間の為になぜそこまで・・・
過酷な自然に寄添う彼に、簡単に虐待だとは言い切れない
2014年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ロッキーの山の中、電気のない、自給自足の生活。
都会にはない、ゆうらかさと、無くしたものが
確かに存在する。
確かに憧れではあるが、俗物てある私には
取り敢えず無理だ。
美しい自然とシベリアンハスキー達の愛らしさが
心を和ませてくれます。