「「未来で待ってる」の意味」時をかける少女(2006) さーさんの映画レビュー(感想・評価)
「未来で待ってる」の意味
「すぐ行く、走って行く」
このやりとりが子供の頃、よくわかっていませんでした。千昭の故郷がどういう状況なのかも。
未来に帰った千昭と、真琴の残した『絵』が出会う事によって2人は再会した事になる、という感じなのでしょう。
「未来で待ってる」という台詞に、もう2人が会えない、という現実を突きつけられた気がして、切なくて泣いてしまいました。次に真琴が千昭に会えるのは概念としての真琴しかないんだ。
でも、絵を残せたら、千昭の元いた世界が良くなっているかもしれない。川が流れているし、自転車にも乗れる。絵を残すなんて小さな事、そんな小さい事で世界をを変えることが出来るかもしれない。
『タイムリープ』が過去の人にバレたら帰らなきゃ行けない。でも、バレた人間の記憶を消したりしない所は少しモヤりました。その辺りの設定を詳しく観たかった気もしますが、それが無かったことによって、スッキリした映画になっているのだと感じました。
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