劇場公開日 2006年6月17日

「藤原竜也が悪魔的だぁぁっ!!」デスノート サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5藤原竜也が悪魔的だぁぁっ!!

2021年5月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

寝られる

萌える

「るろうに剣心 京都大火編」を見て、改めて藤原竜也という俳優の凄さに気づかせられたので、15年ほど前の作品だが「デスノート」を鑑賞することに。当時はまだ23歳の藤原竜也。伝説のはじまりって訳です。

お、おっとー??
あんま覚えてないけどデスノートってこんなんだっけ?こんな雑な作品だったっけ?ちょっとガッカリなんですけど。

ずば抜けた頭脳を持つエリート大学生の夜神月(藤原竜也)は、ある日人の顔を思い浮かべながら名前を書くと、その書いた人物が死んでしまうというデスノートを拾い、リューク(中村獅童)という死神に出会う。

とりあえず、目的だった藤原竜也は最高でした。
伊藤カイジといい志々雄真実といい、強烈な漫画キャラを見事に演じている。本当に素晴らしい!!
正義から悪へと変身する姿は恐ろしく悪魔的。毎度毎度思うことだが、この夜神月というキャラは藤原竜也にしか出来なかったであろう。適役すぎ!

それに加え、当時にしてはリュークのCGがなかなか良かったなと感じた。声優を中村獅童がやっていることもあり、顔も声も全てが怖く近づきたくない死神を再現していた。リンゴを食べる姿は可愛らしく、なかなか笑えて良さは引き出せているんじゃないかと思う。

後半になると面白くなるが、それ以上に前半が本当に面白くない。まじで酷すぎる。どうしてこうなった?
前半のヒドイところは、藤原竜也以外の役者が棒読み、意味不明なところで意味不明な音楽、求めてないイチャイチャシーン、雑すぎる編集、何故か先走る一つ一つのラストシーン、胡散臭くて安っぽい映像...などなど。本当に酷い出来だった。

後半の展開も知っちゃってるので驚きがなく、テンポは良くなったもののやっぱり薄っぺらくて見応えなし。伏線というか丸出ししてるんですよ。面白さ剥ぎ取られているわ、この映画。

藤原竜也とリュークはいいものの、ストーリーががばがばで腑に落ちずしっくり来ない。どうしてだよぉぉお!!!

サプライズ