「キャプラ風」少佐と少女 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
キャプラ風
ワイルダー先生のアメリカデビュー作ですが、殆ど知られていません。
あり得ない設定、一歩間違えばスラップスティックになりそうなきわどい題材を、上品に格調高く、若干ファンタジー風にテンポよく撮って、観終わったあとに「あー、よかった」と思える、まさにキャプラ先生風の王道ライトラブコメディです。
この路線を更に縦横無尽、豪華絢爛にした発展形が「お熱いのがお好き」です。
主役二人のキャステイングも先生の第一希望が通ってハマっています。アステア先輩の相手役としてハリウッド一作目の先生より遥かに格上だったジンジャー先輩は、自分がこの作品に出てあげたことに対する先生からの感謝が全くなかったことに大いに不満を述べています。
また。先生はこの作品こそ映画史上初めてロリコンを扱った作品であると妙な自慢をしています。
いい映画観たいときにオススメです。
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