劇場公開日 2021年12月3日

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「"ゴダールに感謝!"な映画」ワン・プラス・ワン stoneageさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0"ゴダールに感謝!"な映画

2021年12月3日
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鑑賞方法:映画館

この映画を初めて映画館で観たのは、いつかもう忘れてしまいましたが、"動くブライアン"に感激し、あの『悪魔を憐れむ歌』が徐々に曲らしくなって行くのを見ることが出来て、当時興奮したことをよく覚えています…(最初はボブ・ディラン調のスローな曲だった)。

そして、この作品を観た当時は、もうこの世の人ではないブライアン・ジョーンズという伝説のロック・スターに思いを馳せていました。でも、まさか今回、今年8月に亡くなったチャーリーの緊急追悼上映になるなんて…ホント寂しい…。

何の偶然かは知りませんが、ゴダールがこの時期のストーンズを撮影しフィルムに残してくれたことには感謝です。それは、ストーンズ黄金期の始まり(音楽的ピーク)を撮影していたというだけで奇跡なんですが、今やもうこれは歴史的フィルムと呼んでもよいものになってしまいました。

*初めてこの作品を観た時、間に挟まれる"訳の分からない"トーク?映像が退屈で仕方ありませんでした。でも、今では色んな映画を観てきたせいか、「こんな映画もあるよね」と思えるようになりました…(笑)

*この映画、たぶんストーンズ・ファン以外の方は、全く楽しめない作品かも知れません…笑

*ウィキペディアによると、ゴダールはこの作品を制作する以前は、ストーンズの事を知らなかったらしい…オイっ!(笑)

*この曲を録音している、ロンドンにあるオリンピック・スタジオに、8年ほど前行ったことがある。元々映画館であった場所がスタジオになり、また再び映画館へと改装・改築されていた。映像に見えるなんだかだだ広い感じは、映画館だったからなのかと、改めて思った。ミキシング・ルームはもしかしたら映写室だったのかも知れない。
ちなみに、このスタジオがある近くの通りを更に進んでいくと、マーク・ボランが事故死したガードレール沿いの道路へとたどり着く。今でもマークの記念像があり花が添えられている。

*更に…笑
最寄駅は「ハマースミス」。駅からバスに乗って行った…どこで降りるかは、忘れた(笑)
更に…笑
ハマースミス駅前には、「ハマースミス・オデオン」の名でも知られる「ハマースミス・アポロ」がある。

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stoneage