「追悼スー・リオン」ロリータ(1962) kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
追悼スー・リオン
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原作も途中までしか読んでないし、1997年版の映画も録画したまま未見。Mプラスのジャッジ・ザ・ムービーでは当然のごとくオリジナルが勝ってしまう。キューブリック作品、白黒映像、ナボコフ自身の脚本とあらば、観るしかない。ということで鑑賞。
冒頭から決闘シーン。しかもピンポン対決というわけのわからないシーンだ。これはキューブリックの素晴らしさなのだろう。4年前に戻ってストーリーがスタートするが、どことなくコミカルな部分が多い。音楽にしても明るいポップスばかりで、オヤジが少女に恋心を抱くような雰囲気とはちょっとずれているような気がする。シャーロットが死んだときも、ポップスが流れ、心理状態を推し量ることができない。母親の死の事実をしばらくを隠し、車の中で告げるシーンもシリアスさが感じられず、一体どういうことになるのか心配にもなってしまいます。
やはり、ハンバートが過保護になり、ロリータを他の男から遠ざけようと嫉妬心の権化となる雰囲気は良かった。原作ではもっと寛容さもあったと思ったけど、そこは原作と映画、2度楽しめるようにアレンジしてあるのだろう。
ピーター・セラーズが出演していることは、コメディ色を持たせたかったのか、劇作家をリアルに描きたかったのか・・・
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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)さんのコメント
2020年1月9日
私は皆さんが書いたレビュー読みながら、「あっ!これも観たなぁ」って思い出しながら書いてます。昔何を観たか?覚えて無いことが多くて(笑)
kossyさんのコメント
2020年1月9日
うにたんさん、コメントありがとうございます!
よく気づかれましたね。
実はリアルタイムでの投稿と並行して過去作の投稿もしてるのですが、あいうえお順というか、abc順で行ってるもので、“こ”が続いてしまいました(汗)