「映画を見続ける意味がここにある。」ロスト・ハイウェイ エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
映画を見続ける意味がここにある。
映画凍結期の作品の嬉しい再映。デヴィッド・リンチの未見だった作品にようやく出会えた。
これは大傑作だった。
終始緊張しつつ悦びに震えた。
女性の魅力が全身から溢れ出し滴り落ちるパトリシア・アークエット(一人二役)、そして彼女に翻弄され、狂い、堕ちていくビル・プルマン(サックス奏者の夫)とバルサザール・ゲティ(若き車の修理工)、あるいは自分。
恋をして、ドキドキして涙し、激しい恐怖に襲われるも決して抜け出すことはできない。
そう、映画の中で溺れた。
恐怖の中で幸せになった。
リンチの手のひらでコロコロと転がされているのか?
それにしてもパトリシア・アークエット💕
「マルホランド・ドライブ」のローラ・ハリングと同様、脳裏に焼き付けられ決して褪せることはない。
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