「ルコント監督らしい幻想的な一本。」列車に乗った男 talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
ルコント監督らしい幻想的な一本。
引退教師と銀行ギャング…。全くの接点のなかった二人の男性の出会いと、二人の間に静かに育まれる深い友情。
作中の列車は、異なるものを遠くから運んでくるもの(等質だったものを引き離して遠くに運ぶもの)の隠喩なのだろうか。
すっと画面から消える人物やクルマ。
ストーリーの点でも作画の点でも幻想的な映画作品で、その点ではいかにもパトリス・ルコントらしい作風の一本と言えると思う。
コメントする