レオン 完全版のレビュー・感想・評価
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まるで極上の小説を読んでいるような気分になる映画。
やっていることは銃撃戦がメインなのに、ベースに哀愁があるためか、文学的な香りがする。
役者、ストーリー、舞台が揃った名作。
最後のシーンからスティングが流れるエンドロールは最高です。
レオンーノーマンの相討ちは、デスノートの夜神月ーLに匹敵する素晴らしさ。
このシーンのカメラワーク初見の時、リュック・ベッソンは神と思ったくらい衝撃的だった。
マチルダとレオンは、お互いに孤独で、初めて愛する対象を見つけて、疑似家族になった。
必死にマチルダを逃がそうとするレオンに、この瞬間まで生きてきてよかったねと涙が止まらなかった。
そして、マチルダと共に生きることを諦めず、けれど敵を侮ることなく、最期までマチルダを守ったレオンに感服した。
死に直面して、レオンは己が生きることより、マチルダの幸せを願ったんだろうな。
9.11のテロの前のNYは、どこか牧歌的。
今度、NYに行った時、リトルイタリーに行こうと決めた。
とりあえず、来週もう1回、映画館でレオンの世界に浸ります!
初めて見たときはフツーに面白かったが、名作とは思わなかった。完全版ということで2度目の鑑賞。今回はすごく面白いと思った。みんなが名作だと言うのに引かれて名作だと思った。
レオンがブヒブヒ言いながらブタの鍋つかみを使ってでマチルダを笑顔にさせる場面が良かった。ようやくマチルダの笑顔がみれてちょっとホッとした。だけど笑顔の場面なんてここぐらいしか思い出せない。
マチルダが「愛か死」と言ってロシアンルーレットをする場面は、どうなるうんだろうとハラハラした。レオンはマチルダが失敗するとか言ってるし。結局引き金を引いた瞬間にレオンが銃口の向きを変えて事なきを得たが、 「危っぶねー、あやうく映画が終わっちまうとこだった、ヤレヤレだぜい」とホッとした。マチルダの本気度が垣間見えた。
12才と言えばまだ子供でいていい時期だ。だけどマチルダは早く大人にならなくてはならない状況だ。レオンがマチルダに大人になったほうが良いと言ったあとの会話が気に入った。
マチルダ : 「もう大人よ。あとは年を取っていくだけ」
レオン : 「俺は逆だ。年は取ったが、大人にならないといけない」
レオンかっけー。別に名言とも思わないが、レオンが言うとすごくかっこいい。
後年、ナタリー・ポートマンが性的な表現とセリフに対して意義を申し立てたという記事を見た。言われて見ればその通りだ。
2人で同じベッドで眠るの前の告白のセリフなどはかなりひどい。レオンの腕を枕にして安心して眠りにつく場面は、ほほえましい親子にしか見えなかった。レオンも安心したらしく爆睡したようだ。
日本公開時(1995)は普通に面白かったが名作とは思わなかった。公開後、割りと早い時期から名作として絶賛され出したのにはちょっと驚いた記憶がある。名作の定義は人それぞれなので、「レオン」を多くの人が名作だと思うことに異論はない。僕の名作の定義・基準は、その作品を見終わったとき、または途中で、「これって名作じゃね?」と思ったかどうかだ。どの場面、セリフ、展開が名作なのかというのではなく雰囲気で思うだけだ。今回、完全版を見て僕はすごく面白かったし名作だと思ったが、みんなが名作だって言ってることにかなり引かれたことは確かだ。我ながらけっこう適当だと思った。
ロリコンムービーと言われても…
もう30年も前の作品なんだねー
当時は劇場でではなかったから恐らくほぼ25年ぶりくらいで再観賞……か。
初めて観た時は心への響きが全く無く、微塵も感動しなかった。だから自分の中では『果たしてこの作品の評価が高いのは何故なんだろうか』と不思議で仕方なかった。年月が経って、追加シーンの加わった完全版ならばどぉかな?と再チャレンジ。でも結果は一緒。感動はしない。隣の席の女の子がワンワン泣いてたけど、何に泣いてるのか全く理解できず。
でも、前回と今回とで感想が大きく変わったのは「感動こそしないものの、もう一度でも二度でも観ようと思えば抵抗無く観られる」と感じたこと。あたしの琴線には触れないけれども、名作・良作であることには違いないんだなー、とわかった😊
レオンとマチルダの愛の形、『年齢を超えた男女の愛』にはやはり納得できない。本当にみんなそんな風に見えるの??あたしには家族愛にしか見えないよー。いつか男女に見える時がくるのかな……
ナタリー・ポートマン、子供の頃から凛とした美しさが素晴らしい✨
もう大人。後は歳をとるだけ。
スタッフロールの文字の色
純粋なハッピーエンドではないがマチルダには幸せになって欲しい。
レオンも多くの人を殺めているので、因果応報とも捉えられる。
ポスターで赤い書体が使われていて個人的に赤いイメージがあるが、エンドのスタッフロールは青い文字が使われている。
この青が薄過ぎず、明るくとも燻んでるとも見える絶妙な色で、ぼーっと眺めてるだけで余韻に浸れます。
やはり名作と言われる映画はすごい。
ずっと昔、中学生くらいのときに親戚のお姉さんに勧められてビデオで見たのですが、そのときは正直そこまで刺さらなかった。アクション凄いな〜映像おしゃれ〜最後のシーン切な……くらいの感想だったと思う。その時はレオンとマチルダの愛は親子愛(家族愛)なの?恋愛なの?と思ってた気がする。でもずーっと心に残っていて、今回リバイバルで近くの映画館で上映されると知り『観たい!』と思うぐらいには強く残ってて。いい大人になり、映画館で観られる日がくるとは。
まず、二人の愛は家族でも恋人でもどうでもいい、とにかく『愛』、その一言。相手のことを心から大切に思い、愛しく思い、ただ一緒にいたい、何が何でも守りたい。これが愛。
ナタリー・ポートマン、『美少女』という言葉を体現したような美少女っぷり。可愛すぎる…永遠に観ていたい…。
そしてジャン・レノのレオンは、とてもとても渋くて格好いいのに、映画を観て子供のようにはしゃいだり、妙に素直で疑うことを知らず騙されてしまいそうな危うさもあり、どこか幼いというかピュアというか。マチルダが大人びた少女で、レオンは少年っぽい大人という感じがした。
愛に飢えていた少女と、愛を忘れていた男が出会い、互いに唯一無二の存在となり、相手から与えられる無償の愛を知る。お互いに与え合っているさまが印象的で、切なくも幸せで。レオンの最期は悲しいけれど、心から人を愛することを知って満足しているようにも見えた。
マチルダがレオンを『大地に根を張らせた』ラストがひたすら美しかった。
終盤の展開に震えた!
「Shape of My Heart」
リバイバル上映にて、久しぶりに、映画館では初めて、観ました。
90年代を代表する作品の1つで、言わずと知れた名作ですね。
当時ビデオで観た時は、それはそれは強烈に印象に残りました。
殺し屋と少女の純愛
インパクトあるイカれた悪役、ゲイリー・オールドマン
マチルダからの贈り物からの…
深い余韻の中、静かに鳴り響く大名曲「Shape of My Heart」
今回、気付いたのは『ゴッドファーザー2』のオマージュ?と思われるシーンを発見。
本当にオマージュかは不明ですが(笑)
この時の女の子(ナタリー・ポートマン)が、今や、大きくなって、スターになって、と感慨深い(笑)
知ってて当たり前、一般常識みたいな作品でしょ(笑)
配信でも観れるので、未観賞の方は、この機会に是非!
素晴らしい対比的感覚
この映画にはマチルダとレオンの二人だけの世界が広がっている。
それを作り上げているのは間違いなく最初と最後のシーンに映されるビル群たちであろう。監督はこれと彼らが暮らす小さい部屋を対比して彼らの閉塞感を演出している。
それを如実にあらわしている場面はマチルダがスコープ銃を練習するところである。
レオンがビルの屋上をマチルダの元まで歩くシーンではニーンショットで撮られており、それにより後ろのビル群が映されることになる。これと対になっているシーンはその後のマチルダとレオンがスコープ銃の試し打ちをするため顔をくっつけショットだ。
このショットにはマチルダとレオンしか映っていない。
これが先程の大きく並んでいるビル群との対比になっている。
そのような大と小の対比が彼らのおかれている閉塞感を演出させる。
心に突き刺さる映画ですね。何度も観ていますが。
♪リクエストは、STINGの『Shape of my heart』で♪
近所の映画館では、今日(10月27日金曜日)からリバイバル(?)上映です。
観てきました。
当時、劇場でも、その後TV等でも何度とも観た「LEON」だったけど、スクリーンで観るのは、やっぱ違いました。引き込まれました。ひとつも無駄がなかった。
「オリジナル版」には未使用の、レオンとマチルダが心を通わせる過程が、より緻密に描かれた22分のシーンを加えた「完全版」。
しみじみ、良かった。
ナタリー・ポートマンもジャン・レノも、脆くて、魂が震えていて…泣きたくなるくらい愛おしくて…。すごく切なくなった。
ベストなんて決められないけれど、ベストと言ってもいいくらい、よくできた作品だなあと改めて思いました。
上映が1995年の3月だから、もう28年が経つんですね…
そしてナタリー・ポートマンは当時11歳だったんですね…
ナタリー・ポートマンが美少女で可愛い
22分の映像を追加した136分の完全版を観賞。
ニューヨークで、麻薬取締局の警官に自宅で家族を射殺され、隣室に住む凄腕の殺し屋レオンのもとに転がり込んだ12才の少女マチルダが、家族を殺した相手への復讐を決心し、レオンに弟子入りしするという話。
酷い警官が居たものだ。いきなり警察の麻薬取締局が容疑者宅に来て、銃を乱射し無抵抗の妻や子供まで殺すのは酷いと思った。
レオン役のジャン・レノがカッコ良かったが、生きてて欲しかった。
麻薬取締局のスタン役のゲイリー・オールドマンは憎らしいほどの名演技だった。
マチルダ役のナタリー・ポートマンは可愛いくて美しい。そして色気まである。12歳か13歳の時に撮影したのだろうが、胸が未成熟な事以外は素晴らしい女性といっていいんじゃないかな。
ミルクをお持ちして
殺し屋と一人の少女
言わずと知れたナタリー・ポートマンのデビュー作ですね。
ジャン・レノが演じる不器用な殺し屋レオンもいい味が出てます。
そしてゲイリー・オールドマン演じるスタンスフィールドのイカレっぷり。
どれも見事です。
完全版を見たのは数年前ですが、マチルダがはっきりとレオンに愛を伝えるシーンがありましたよね?
レオンはその時、哀しい過去を語り始めたと記憶しています。
(違ってたらごめんなさい💦)
あとロシアンルーレットのシーン、私は凄く好きですね。
ナタリーの演技もかなり際立ってますが、ジャン・レノの表情もまた良いです。
結末は哀しいですが、名作であることに疑問の余地はないかと。
ナタリーは「今見ると不適切」とコメントしてるそうです。
それでも、私はこの映画好きですね。
okey.
孤独な殺し屋“レオン”に偶然命を救われた少女“マチルダ”の愛しくも悲しいラブストーリー。
この作品は緩急がいい。
オープニングからシリアスな描写を多数含ませ、中だるみしがちな中盤は明るく笑顔に包まれるようなシーンの連続、そしてラストに進むに連れ目が離せないシリアスシーンと、悲しみと愛情に満ちたラストシーン。
単体作品として素晴らしい映画ってこうやって緩急がしっかりしてるような気がする。
そしてなんといってもジャン・レノ、ナタリーポートマン、ゲイリーオールドマンの3人が凄すぎる。
誰一人代役など出来ない、唯一無二の素晴らしい演技だった。
ジャン・レノ演じるレオンの不器用で愛があって、愛おしくもかっこいい演技が好き。
ただ「無」の男ではなく、映画を見て大興奮してしまうところや、植物を「唯一の友達」として育てたり、要所要所に人間味のあるキャラクターになっているので、とても感情移入しやすかった。
その辺も含め、ジャン・レノの演技が光っていた。
ナタリーポートマン演じるマチルダの子役にしてこの存在感。
無邪気で影があって、レオンだけじゃなく、鑑賞者皆を虜にするような妖艶さをあの歳にして遺憾なく発揮している、とんでもない女優だと思う。
ゲイリーオールドマン演じるノーマンのヴィランたるヴィランって感じの化け物感が大好き。
画面で見ててもこんなにゾッとして、思わず吐きそうになるのに、実際に目の前であの演技を目の当たりにしたら、腰が抜けて動けないかもしれない。
好きなシーンだらけで切り取る隙がない程。
でも他の皆様が挙げてなさそうな印象に残ったシーン、というかフレーズはマチルダの“okey”だった。
父親に殴られ続けてもやめなかったタバコをレオンにやめろって言われれば思わず“okey”
何回もオーケーって言うな!!って言われても“okey”
あんなに普段は尖ってるのに、レオンの前、好きな人の前だと従順になっちゃう可愛さが堪らない。
ただ、唯一(愛し合ってから)“okey”と返さなかったのは、最後の別れのシーンのみ。
ラストのシーンは何十回見ても悲しくなってしまう。
レオンの「君のお陰で生きる意味が出来た。俺も地に根を張りたくなったんだ。」という言葉がめちゃくちゃ好き。
マチルダは幸せになれたかな。
いや、もう彼と出会ってからマチルダは、いつまでも幸せなのかもしれない。
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