レオン（1994）のレビュー・感想・評価

まあ面白かった。
最後はとても切ない。
マチルダに最後会いたかったかレオンが会えずに死んでしまうのは本当に切ない。
そして最後、レオンが大切にしてた観葉植物？を埋めるという。なんとも切ない物語。
アクション映画かと思っていたが、殺し屋と幼い子のラブストーリーのようだった。
こんな評価されたことがあまり分からないが、1994年の作品と思えば最高の出来。

不器用で純粋で、殺し屋とは思えないような絶妙なコンビがとても良い。
また、最後はハッピーエンドにならないところが、切なくてとても印象的だった。

観た後、切なくて、悲しくて、でも幸せになれる、そんな映画でした。
レオンとマチルダが2人で過ごす時間が幸せで愛おしくて、だからこそ最後なんともいえない悲しさが…。
ゲイリーオールドマンの演技が迫力ありすぎて、思わずやめてあげて！！と叫びたくなりました。
レオンの言葉ひとつひとつに重みがあり、涙なしでは観られませんでした。
不器用なレオンとマチルダの不器用な愛。
とってもすてきな映画です。

哀しくて、お洒落で、苦しくて、儚くて、脆い。
レオンとマチルダが本当に可愛くて愛おしい。
辛くても生き抜くということがどんなに難しいか。
出会い方が違えば、生き方が違えば、２人は幸せになれたかもしれない。
曲が映画によくあっていて切なかった。
悪人のスタンが凄くよかった。若い頃のゲイリーは色気がすごいなあとしみじみ思う。

心を知ったレオンと愛を知ったマチルダ。2人がぶつかることで最高の愛情が生まれた。
2人のお茶目なシーンもあってとても可愛かった。ラストとても切ないけど、「根を生やす」シーン最高です。ずっと鑑賞してみたいと思っていた作品。思いがけずスクリーンで見ることができて本当によかった。
ゲイリー・オールドマンが本当に最悪なんだけど、それがとてもよかった。ほんとにヤクをやってそうな表情。そしてナタリーポートマンもとってもかわいかった。

今さらですが、ゲイリーオールドマンの首かしげ薬ゴックンと、のれん両手でパサーがカッコ良すぎ！
強烈な悪役で大好きです。

どうでもいいですが、殺し屋は熟練するほど標的に近付いて殺す。的なジャンレノの台詞が渋くて何故か頭に残ってる。あと、牛乳をコップ一杯飲みたくなる(笑)

それまでのハードボイルド映画とは一味違い、映像・音楽もオシャレで名作！

買い物の帰り道、自身と家族の住む号室に差し掛かる時に、家族が皆殺された事に気付いたマチルダはそのまま素通りします。なぜならそこにはまだ敵の姿があったから。自身も家族だとばれてしまえば殺されてしまう状況です。マチルダは敵に悟られぬようにその先のレオンの住む号室まで助けを求め歩いていいきます。扉を開け、中に入れて欲しいと涙を流しながら懇願します。殺しが起きてからの一部始終を覗き穴から目撃していたレオンは、葛藤し迷いながらもマチルダを中へと入れます…

そしてレオンとの不思議な関係が始まるのですが、そこに至るまでのすべてが秀逸で、観ている者はその間、完全に作品へ引き込まれます。
ゲイリーオールドマンの演じるイカれた悪役の存在がその現場に漂う緊張や恐怖を一層濃いものへとさせています。

しかし、それよりも前述したシーン含め、マチルダ役のナタリーポートマンの演技が本当に素晴らしいです。
非現実が現実のように感じられます。

全体的な町の情景や雰囲気も良く、殺しの遂行シーンや戦闘シーンは敵目線から描かれており、アクション映画のようなハラハラ感ではなく、リアルな恐怖を感じられます。そしてレオンとマチルダの一見不思議な関係の描き方、これら全てが秀逸でした。

さらに、ストーリーも難しくなく、考えることをそこまで必要としないところが、作品に集中でき、浸れる理由なのかなと思いました。

とにかく素晴らしい映画でした！
ジャンレノのかっこよさしかり
ナタリーポートマンの演技しかり
ゲイリーオールドマンのいかれっぷりしかり
エンディングしかり
どれもとても素晴らしかっです。

しかし、心の底からハッピーエンドを望んでいました、、、
あのエンディングに文句はこれっぽっちもないですが、あの二人が幸せになることをずっと願いながら見ていました。どこかラストの展開を予想していながらも…

これだけ感情移入したことなかったです！
それだけ素晴らしい映画でした！

ぜひ一度見て
二人にどっぷり感情移入して
二人の幸せを心より願ってください。

スリルあり！！感動あり！！

12歳の子供が殺し屋になるなんて奇想天外過ぎるはなしであるが、そこに引き込ませるストーリー性や理由付がしっかりとされていてとてもみていて面白い！
ヒューマンストーリーでもあり、アクションの要素もある。どこから責められるかわからないようなサスペンスホラーのような撮影の仕方でスリルも味わえる！

ハラハラドキドキと感動を味わえる作品！

結末…は少し残念…

レオンのどことない子供っぽさと純粋さ、マチルダのちょっと背伸びした感じが年の差を埋めているというか、とても釣り合っていました。

レオンが映画を見ているシーンの表情とか、ブタのパペットでマチルダを元気づけてあげようとしているシーンとかから伝わってくる純粋さがそれです。

マチルダは家庭環境とかがいろいろ大変で、タバコを吸ったりと結構グレていたりするのですが、貞操観念はしっかりしているし、うさぎのぬいぐるみをもっていたり、恋に関しても乙女でかわいいです。全然アリ。
なにかと物わかりが良く、賢い大人びた女の子。

殺し屋なのに殺し屋っぽくない、二人の楽しい生活も見どころでした。
レオンとマチルダが楽しく水を掛け合ったり、有名な俳優のごっこ遊びをするシーンがそれです。
レオンも先述の通り年の割りに子供っぽく、少女と遊んでるおっさんという文字にしたら怪しい図ですが、全然違和感がありませんでした。
マチルダは今までの家庭環境のこともあり、二人で騒いだり、遊んだり、あたりまえのことができる喜びをかみしめている感じがしました。
そして今まで夜間も襲われる心配をして満足に眠れないような生活をしていたレオンが、彼女との生活に生きがいを見出し、だんだんと心を開いていく感じも印象的でした。
二人は親子のようでいて、恋人のようにも見えました。

レオンは彼女のことをより大切に思うようになり、マチルダも同じくそうなっていきます。

最後にマチルダを脱出させる際に彼女に掛けた"I love you"という言葉がとてもグッときます。
エンディングでマチルダが観葉植物を大地に植えて、もうこの世にはいないレオンの「大地に根を張って暮らしたい」という願いに粋に答える彼女は本当に素敵です。

気づいたら僕がマチルダに恋してました。

いつかおっさんになってこんな素敵な出会いがあったらどうしよう。
夜も眠れません。

ついついレビューを書いてしまうほどに、

ゲイリーオールドマン!!!

彼の演技にクラクラだった。変態すぎてまずそこにノックアウト笑
悪役、だがしかし･･･かっこいい（かわいい）
たまらなかった。

マチルダとレオンの幸せな生活が始まったら、もう絶対に終わりが来ると予想できて余計に幸せに見えた。レオンのこの純粋さがまた泣ける。最後の別れのあのシーンがまた････

そしてラストのレオンVSスタンフィールド･･･

うわーああああ

かっこいい！

どこかのサイトでかっこいい映画ランキング一位でかつゲイリーオールドマンが出てたから飛びついてみたが、見てよかった。

ジャンレノ、ナタリーポートマン、ゲイリーオールドマン、ツワモノぞろいで目が釘付けだった。

言葉にならない気持ちで胸がいっぱいになる大好きな作品。
どうやったらあんな話が思い付くんだろう。

なんともいえない距離感、お別れの時に初めて言ったI LOVE YOUには色んな意味が含まれてると思います。
愛の形は本当にさまざま。あの場面で多くを語る必要なんてなく全てを詰め込んだシンプルなI LOVE YOUが本当に良くって。
ナタリーのくしゃくしゃなのにこの上なく綺麗な涙も、なんで当時小学生くらいの女の子がマチルダの気持ちがそんなにわかるの？ってくらい、歳相応の少女なだけじゃ流せないもので、本当に素晴らしかったです。

あのシーンはもちろんのこと、
コスプレクイズごっこのシーンも大好きです。
ナタリーが本当に可愛くてレオン目線で見てしまいました。w
わかっててももっと見たいから当てなくないんだろうな、とか、ああレオン癒されてるなあとか。
相手のペースに巻き込まれる心地良さとか、可愛いだけじゃなくほんとにいいシーンなのです。

他にもマチルダにレオンがライフルを教えるシーンとかゲイリー・オールドマンの暖簾掻き分けるシーンとかw
ゲイリー・オールドマンとナタリーの撮影中の笑顔のプライベートショットには本当に癒されますw

ラストシーンも、全てを受け止め一回り強くなったマチルダと彼女によってやっと大地に根を張った「レオン」がとても輝かしい最高の終わり方だと思います。

きっと生涯何回も見ることになるだろう不朽の名作です。

何も知らずに大人になった殺し屋『レオン』
親・兄弟を失い、自身も追われる身の幼き『マチルダ』

ジャン・レノの演技は素晴らしい。
ナタリー・ポートマンも初々しいながら、異質な才能が見える。

クライマックスは涙無しでは見られない純粋な物語。