ルパン三世 カリオストロの城のレビュー・感想・評価
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コナン走り
古典中の古典のスゴさを改めて。
4Kになった『カリオストロの城』を映画館で。(ワンカットだけ気になったが)大画面にふさわしい美しい絵で、ほぼ満点の映画を楽しむことができて、本当にありがたいというほかない。覚えてないカットがひとつもないくらい親しんだ作品だけに内容的に驚くわけではないのだが、やはり、エンタメとしての強度、動きや表情のメリハリ、あとから気づく行き届いた伏線などに感心しきりで、教科書的という以上に、世界レベルで別格の作品だなと思う。
では星5つで満点でいいのではないかとも思うのだが、4.5という採点にしてしまったのは、時代も変わり、現代の視点から観てしまっているせいかも知れない。いや、昔から薄々感じていた違和感がより前景化したのだろう。例えば若い娘に「オジサマ」と呼ばせるオッサン側の気持ちよさみたいなものを感じてしまうからだが、それも込みで宮崎駿だし、この作品なのだと受け入れてはいる。今回の修復で間違い開く20年後、30年後まで残るので、その時の評価も知りたいものです。
「駿」に乗っ取られた「ルパン三世」
言うまでも無く宮崎駿氏の名作映画。
細かい解説は、岡田斗司夫氏のYouTubeをぜひご覧ください。
いかにこの映画の作画が凄いのかがとても分かりやすくお話しされてます。
なんて、なんだその丸投げは〜〜(爆笑)
で、月に8回程映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
流石にリアルタイムでは無いけど、
テレビシリーズの第1シーズンが好きだった派です。
自宅には第1シーズンのムック本もあります。
モンキー・パンチ先生の原作こそ読んでないのですが
テレビの第1シーズンのシュールさ、中でも
「魔術師と呼ばれた男」なんて大好きだった者にとっては
正直「カリオストロ」は全く別物。
でもこれはこれで「別物」として好きなのです!
ただ「駿」版があまりに何度も何度もテレビ放映され、
その後のテレビシリーズや映画版も全て宮崎駿テイストで作られて
完全に宮崎駿版が「ルパン三世」の代名詞になってしまった。
その事が、個人的にはかなり残念。
傑作
俺のポケットには大き過ぎらぁ
理想の男像の最上級です。
公開当時、小学生だった私はその頃時々買って読んでいたアニメ雑誌『アニメージュ』に本作のヒロイン、クラリスだけにスポットを当て、そこだけページの寸法まで変えた「クラリス特集」にハマってしまいました。
恥ずかしながらこの時点で本編は観ていないのにもかかわらずです。今思えばあの頃は本当に純粋だったと思います。
その当時はまだ地元にも映画館があり、通っていた銭湯の脱衣所に貼られた本作のポスターを眺めながら親に観に行きたいアピールをしていたつもりですが、残念ながら連れて行ってもらえませんでした。
それだけに当時『水曜ロードショー』にて地上波で放送される際には楽しみ過ぎて文字通り正座して鑑賞、感動しまくるとともに島本須美さんのステキな声も手伝ってクラリスのことをもっと好きになりました。それ以来アニメキャラの中では今でも一番好きかも知れません。
作品が好き過ぎて小説版も買い、ビデオソフトこそ高くて買えませんでしたが、DVD化されたらそこそこ高い頃に買い、と生涯何度も繰り返し作品に触れているのに金曜ロードショーでやるって言われたらまたまた観てしまうこの中毒性。。。
本作が映画初監督作品となる宮崎駿監督、やはり天才と言うほかありません。
普段はおちゃらけてても、仕事と女に対して極めてマジなルパンは今でも私の目指す「男」の原点と言えます。
『ルパン三世』のTVシリーズ、TVスペシャル、映画、数々あれど、最も強くて最も優しくて最もカッコいいルパンが観られます。
何度観てもドキドキワクワクだったのに今回久々に観終わったらなんだかうるうる来てました。歳のせいですかね。。。(笑)
欠点の無い『名画』。
自分にとっては、映画,邦画,アニメ…に連なる全てのメディアの『教科書』のような映画だ。今さら話の中身をどうこうなんて、語る意味すら無い
正直に言って、悪い部分が見つからない。作品全ての台詞を諳んじることが出来る映画なんて、余程の映画好きでも早々無いものだが、コレは今でも自信がある。
此処のレビューでは賛否両論様々有るようだが、これはもう「あなたはこの作品をいつ初めて観たの?」で、評価が全く変わってしまうものなのだろう。
何しろこの作品は1979年、つまり昭和54年(の12月)に封切られた映画なのだ。現時点(2025年5月)で既に《45歳と6ヶ月》の御方wと云うことに成る(人間ドック、行きなさいw)。
これだけの歳月が経っていれば、その人が《幾つの歳で初めて観たのか》で、自ずとその評価は決まるのは至極当然だ。
かく云う私とて、その当時は小学校中学年だったのだから…。
ただ、オンタイムの年代として、初公開当時はあまりヒットしなかった憶えはある。その後、何度も何度も日本テレビが「水曜ロードショー」で放映し続けたお陰で、その面白さが評価され始め、その内に《名だたるアニメ史上最高の名画》と成ったのだ。
封切の当時は既に〈宇宙戦艦ヤマトブームが去った後〉で、アニメの需要はまだまだ“子供の漫画”扱い、更に「東宝の二本立て」wで、スタジオジブリなんて影も形も無く、宮崎駿と言う名前もほぼ無名だったのだ。若い方々には凡そ信じられないだろうが…。
世間一般に、ようやく一定の評価を得た『風の谷のナウシカ』ですら、更にこの5年後である。
此処までの歳月の開きを考えると、評価や賛否で言い争ったりする事自体が《不毛な気》がしてきてしまう。
ただ、個人的に強調しておきたいのは、宮崎駿は原作(モンキー・パンチの『ルパン三世』)をほぼ無視して、本来の(=モーリス・ルブラン原作の『怪盗紳士ルパン』)小説のテイストの方を志向して作った《正統派の古典冒険アニメ》が本作だ、と云う点だ。
テレビの1stシリーズやその後のテレビ版とも圧倒的に違うのは、その辺りが理由だろうと思う。
それを「古びた物話」と観るか「古典小説のハイブリッド版」と観られるかで、自ずと評価が別れるのは、これはもう致し方の無い事だろう。
評価するかしないかは、「アナタの年齢で決まる」と言っても差支えあるまい。
若い方でモーリス・ルブランを読破した方は居ますか?日本では何故か、ルブランよりもコナン・ドイル(=シャーロック・ホームズ)の方が人気なのも、ピンと来ない人が居る一因なのかも知れないが。
とにかく、自分にとってルパン(=本作)は、“永久不滅の名作”なのである。
そんなに面白いかな?
名作といわれる本作だが、確かに名言?や、音楽、キャラの動きとかは良い。
だが正直、作品として面白いか、ルパンとして面白いかと言われたらそこまでではないと思う。前半はいいけど、途中はダレるし、最後も物足りない(ただ、偽札を銭形が見つけるくだりは好き)。
ルパン作品なら、ルパンVS複製人間、ワルサーP38、ファーストコンタクトとかの方が面白い。
正直、宮崎駿作品ならジブリ初期作品の方が断然面白い。
同じくTVセカンドシリーズの宮崎駿回も過大評価だと思う。
※思ったより皆さんから色々ご意見をいただいていますので補足させていただきます。
本作が金字塔的名作であることや、ファンが多いことも理解しておりますし、それを否定する意図はありません。
ただ、私がエンタメ作品を評価する上で、作画や見た目の綺麗さなどは二の次で、ストーリー(特に面白いと感じるかどうか)を重視するのでこの評価となりました。作品自体は四回くらい観ていますし、本レビューは改めて観て合わないなと思った、あくまでも個人的な感想です。
映画館で見れて満足
テレビで何回も見た映像を映画館で見れて満足
過去にも何回か再上映されたみたいだけど逃していたのでなおさら
TVシリーズもよく見ていたので、自分の中では受け入れやすい
作品の内容については、思い入れがそれぞれなので書くことが無いが
最近の映画では重要な要素の「音響効果」に依らない「画」の表現が良かった
声優さんの「声」と「挿入歌」のイメージも際立っていた
見ていて改めて思ったのは、クラリスの等身・顔の大きさバグってない?
北の塔からルパンが落とされて暗くなる当たりのバランスが気になって仕方がない
あと、タバコのポイ捨て、ラーメン容器のポイ捨てが普通にあって時代だね
放映の最後にあった2025年公開の新作映画の特報
宮崎ルパンを見た直後だったので、これじゃない感が半端ない
作画が違うのは時代だし監督も違うし仕方がないけど
ルパンの声が違うのがすごく気になった、普段比較して聞くことないからね
シリーズが同じ45年前の映画の後に現代の映画見たら比較しちゃうよね
誰から何を盗むか
名作たる威厳。圧巻。
何度も何度も再上映している本作だが、尽く逃してしまい、なんと今回が初鑑賞。映画館が好きな自分にとっては地上波放送での鑑賞はハードル激高。本当は4DXで見たかったけど、初めてが映画館だというだけで歓喜。また上映してくれてありがとー!
ストーリー、展開、テンポ、キャラクター、演出、音楽。何から何まで完璧。公開から40年以上の年月が経過しているというのに、全く色褪せないアニメーション。ここから宮崎駿の伝説が始まったのか。今年からとあるきっかけがあってジブリを少しずつ見ているのだけど、この映画はまさに原点にして頂点、という言葉に相応しい作品だと思う。監督自身もルパン三世という作品自体においても、この時点で最高得点をたたき出している。
印象的なセリフが多いのも、この作品が名作と言われる理由だろう。ルパン、次元、五ェ門、不二子ちゃん、とっつぁん。100分しかないからそれぞれの登場シーンは少ないけど、アニメシリーズ以上にインパクト大。ストーリーそのものがド派手でスケールがデカイのもあるけど、言い回しがいちいち癖強で嫌でも心に残る。
五ェ門の「またつまらぬものを斬ってしまった」ってセリフ大好きなんだけど、今回はあまりにふざけていてちょっと笑っちゃった笑 でもわかってるなぁー、観客の心を。宮崎駿にとんでもないものを盗まれました。
ルパン。カッコイイとは程遠いはずのこの男に、なぜ我々は魅了されてしまうのか。クラリスという少女を通して、完璧な解答を示してくれたと思う。言葉だけではなく、身を呈して。守る目的は自分のためか、彼女のためか。カリオストロ伯爵との間にある明らかな差に、ルパンのカッコ良さがこれでもかと言うほど詰まっていた。そして最後のあの言葉。ラストの潔さといい、スマートな立ち振る舞いに思わず感動させられてしまう。いやぁ、いいなぁ。
IMAXで見たけど、ほとんど効果はなし。まあ随分昔の映画だからね。映画館で見れたと言うだけで儲けもんです。今年はこういう風に旧作をたくさん上映してくれるから嬉しい。来年は早々スピルバーグ映画もIMAX上映してくれるらしいから、今からワクワクが止まりません😍
名作を劇場で
「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました……あなたの心です」
ンジョドオォ
作品は文句なしの5つ星! でも、IMAXは要らない
もうね、だいすきすぎて、中学生の頃からVHSビデオで何回観たか分からないくらいなんですよ。
100回以上は観てると思うんです。
でも、映画館の大画面は経験なかったので、この45周年記念上映を逃すまいと、行って来ました。
IMAXでみたんですけど、ちょっと失敗だったかもしれません。
大画面で鑑賞できたのは嬉しかったけど、音が大きすぎて…
ああいうのは「音が良い」と言わないんですよ。
「音が大きい」だけ。
こういう仕様の劇場を念頭に置いた音作りをしている作品は良いのかもしれませんけどね。(MOANA2は良かった)
リバイバル上映の場合は、わざわざ追加料金をだしてIMAXにするのは、私はお勧めしません。
あ、そうそう。
来場特典の色紙はもらうことができました。
これ、プレミアがつくのかしらね?
未だ最高峰の日本アニメ!
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