ルードウィヒ 神々の黄昏のレビュー・感想・評価
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ルキノ・ヴィスコンティ監督にしか作れない作品‼️
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19世紀末を舞台に、ワグナーのパトロンとしても有名なバイエルンの若き国王ルードウィヒ二世。芸術に傾倒しすぎて、国王としての職務を省みず、果ては精神異常者として幽閉されるまでを描いたルキノ・ヴィスコンティ監督作品‼️ヴィスコンティ作品なので戦争などのスペクタクル・シーンは一切なく、3時間の上映時間にわたって奇行を繰り返すルードウィヒの人生が、重厚に、豪華に、ドイツの貴族性や退廃美などとともに描かれてます‼️後半、狂気の世界に引きこもったルードウィヒが圧巻で、お気に入りの役者に何度も同じシーンを演じさせたり、白鳥のゴンドラに乗って登場するシーンのルードウィヒ役ヘルムート・バーガーの怪演‼️イッてます‼️狂ってます‼️貴族出身のヴィスコンティ監督だからこそ作り得た作品で、ルードウィヒに感じる貴族的なプライドや孤独感、人間の執念は他の監督では無理だったでしょう‼️ただあまりにも作品に漂う貴族的で完璧な世界観は、どうも私の肌に合わない‼️長すぎる上映時間も含めて‼️本当はここまでの力作だったら、もっと高評価しなければならないんでしょうけど‼️ただエリザベート役のロミー・シュナイダーの美しさはホントに印象的‼️これこそ色褪せない永遠の美ですね‼️
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