「勧善懲悪の黄昏」リオ・ブラボー ひろちさんの映画レビュー(感想・評価)
勧善懲悪の黄昏
西部劇の斜陽の原因は勧善懲悪の世界観とされるが、現代劇でもその世界観は受け継がれている。本作はその痛快傑作だが、痛快さが仇なのではないか。現代劇では、ビジネスの成功は痛快だが、善の勝利は犠牲が多く、争い自体が悼まれる。西部劇も作を重ね、なぜ善が追い詰められ、戦いを強いられるのかという苦悩が浮上する。本作でも主人公は、夕陽に佇む。
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西部劇の斜陽の原因は勧善懲悪の世界観とされるが、現代劇でもその世界観は受け継がれている。本作はその痛快傑作だが、痛快さが仇なのではないか。現代劇では、ビジネスの成功は痛快だが、善の勝利は犠牲が多く、争い自体が悼まれる。西部劇も作を重ね、なぜ善が追い詰められ、戦いを強いられるのかという苦悩が浮上する。本作でも主人公は、夕陽に佇む。