「過去と現在進行形のラブストーリー」Love Letter Don-chan(Daisuke.Y)さんの映画レビュー(感想・評価)
過去と現在進行形のラブストーリー
感動の名作。
博子(中山美穂)と小樽に住む樹(中山美穂)の手紙のやり取りがミステリアスで面白い。
この作品からインスパイアされたと言われる有名な手紙のやり取りのラブストーリーの『イルマーレ』(2000年・韓国映画)との大きな違いはSFではないところ。
意味のある一人二役で良かった。
視聴中、一瞬どっちの中山美穂さんか迷う。
豊川悦司さんが傍におるほうが関西やろ、ほんで雪景色のほうは北海道の小樽だべ。
回想シーンの樹(酒井美紀)も中山美穂さんが演じても良かったかもしれない...って、そしたらもっとややこしくなるやん、ますますわかんねぐなるべさ。
郵便配達員が「ハンコください」というセリフが好き。今はあまり聞かなくなったので昭和生まれの私には懐かしい響き。
ポラロイドカメラで現在の校舎を撮影し、在校していた生徒たちに「本人に会えた」と言われるくだりは泣ける。さらに追い打ちで「好きな人の名前」という考え方に驚き、同時に感動がMAX状態になった。
そして「わがままな女」が「お元気ですかー私は元気です」を繰り返すのを秋葉(豊川悦司)が笑顔で見守るシーンも涙腺崩壊ポイントのひとつ。
『失われた時を求めて 第7篇』(著者 : マルセル・プルースト)をピックアップする岩井俊二監督のインテリジェンスと、藤井樹(柏原崇)の過去の恋と秋葉の現在進行形の愛の描き方の巧みさに脱帽。
コメントありがとうございます😊
本作を観た頃は、本サイトの登録していなかったのです。
細かいところはあまり覚えておりません。雪がいっぱい積もって☃️少しファンタジー気味の雰囲気で
静かでおとなしめな中山美穂さんが良かったのです。
りかさん コメントありがとうございます。
今作のレビューが見付けられなかったので、ここに返事させて頂きます。
中山美穂さんは可愛いかったし、内容もミステリーで面白くて、キュンキュンする恋愛映画でしたね。