「ヒロインの溢れる感情に、心が満たされる佳作」Love Letter LittleTitanさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒロインの溢れる感情に、心が満たされる佳作
今更ながら「ラストレター」の予習のために、Gyaoで鑑賞。
博子の切なさと、樹の甘酸っぱい思い出が交錯する、愛らしい映画。
岩井俊二の劇場用長編映画監督第1作であり、比較的初期の作品なだけあって、初々しさで満ちてました。
中山美穂や酒井美紀を、美しく捉える手腕は流石。
博子が山に向かって叫ぶシーンも、樹が相手の想いに気づくシーンも、スクリーンから溢れる切なさや気恥ずかしさに、心が満たされました。
ただ、ストーリーの起伏の少なさと、博子だか樹だか時折わからなくなる感じに、若干モヤりました。
ヒロインと同世代で観ていれば、もっと感銘したかもしません。
おっさんになるまで、観そびれてすいません。
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