劇場公開日 1995年3月25日

「ヒロインの溢れる感情に、心が満たされる佳作」Love Letter LittleTitanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ヒロインの溢れる感情に、心が満たされる佳作

2020年1月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

萌える

今更ながら「ラストレター」の予習のために、Gyaoで観ました。
博子の切なさと、樹の甘酸っぱい思い出が交錯する、愛らしい映画でした。
岩井俊二の劇場用長編映画監督第1作と、比較的初期の作品だけあって、初々しさで満たされていました。
中山美穂や酒井美紀を、美しく捉える手腕は流石。
博子が山に向かって叫ぶシーンも、樹が相手の想いに気づくシーンも、スクリーンから溢れる切なさや恥ずかしさに、心が満たされました。
ただ、ストーリーの起伏のなささと、博子だか樹だか時折わからなくなる感じに、若干モヤッとしました。
ヒロイン達と同世代の頃に観ていれば、もっと感銘したかもしません。
おっさんになるまで、観そびれちゃって、すいません。

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LittleTitan