ラヴィ・ド・ボエームのレビュー・感想・評価
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アキ監督にしては長尺映画で、今作はモノクロ。今回も相変わらず犬が出...
アキ監督にしては長尺映画で、今作はモノクロ。今回も相変わらず犬が出る。
なかなか傑作のヒューマン・ドラマ。現代の日本人とは違い過ぎるが、それはこの監督の全ての作品に共通する世界観で、アキ監督の中で「何か1本」となれば『枯れ葉』、『浮き雲』。もしくは今作。(全て観てはいませんが)
ラストの切ない音楽に驚く。
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白眉は中盤の日曜日の田舎ピクニック
"雪の降るまちを"
ルイ・マルの認識は無いながらサミュエル・フラーの異質な存在感が逸品で前作『コントラクト・キラー』からジャン=ピエール・レオを引き続き、アキ・カウリスマキの常連マッティ・ペロンパーが脇での好演かと思いきや主演としてラストは悲しくも意表を突いた日本の歌が流れて『過去のない男』でのクレイジーケンバンドの前から日本贔屓なアキ、タランティーノが『キル・ビル』で梶芽衣子の「怨み節」をエンディングに起用して驚いたがそんなのはアキの方が早かった。
作家、画家、音楽家と困窮しながらも日々を奔走するアキ作品では珍しい?男たちの行動が積極的で振り回される女たち、でも悪気は無い男たち三人の憎めないキャラクターに仄々しながらもヒヤヒヤしたり切なかったり笑えたり、でも悲観的には描かない物語が心地良くも胸に響く感動が、あったり、なかったり。。。
もう相当やばいのだけども、その時々に支えになるものを、それが永続す...
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