「黒澤明の『用心棒』をリメイクした作品。」ラストマン・スタンディング kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
黒澤明の『用心棒』をリメイクした作品。
メキシコへ逃げる途中、テキサスのジェリコに立ち寄った主人公。独白が続くハードボイルドタッチの西部劇といった雰囲気だ。30年代なので移動は車。最初は一日だけの宿泊のつもりだった。しかし、ドイルの女を眺めていただけでいちゃもんつけられたジョン・スミス。タイヤはパンクさせられ、窓を割られ、ライトも壊される。保安官はあてにならず、街を立ち去れと言う。
ドイルの部下を銃撃で倒し、ストロッジの側に招待されたジョン。やがて、金のためにドイル側から誘われるのを待つほどの自信家。そうやって対立するギャング双方に入り込んで自滅へと追い込むのだった。適当なところで切り上げてメキシコまで逃げるという手もあったのに、ドイルの女を逃がしてしまったことで、ドイル側からも狙われることになった・・・
さすがに『用心棒』には及ばない、軽い主人公のような気がした。しかし、二丁拳銃がよく似合うブルース・ウィリス。黒澤とは違った魅力があった。ライ・クーダーの音楽も渋い!
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