「史実もあやふやに」ラスト・オブ・モヒカン 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
史実もあやふやに
オープニングから流れる壮大で感動するような音楽を随所に使い過ぎる傾向が滅入る。
二人が恋に落ちる描写もスンナリとデカい滝を別の映像で挿し込む違和感を含めマン氏の粗い演出が目立つ。
戦争に翻弄される先住民族や兵民の間で弊害を乗り越え愛を貫く物語とも取れるが英仏の関連も弱まり悪いインディアンとの敵討ちな一騎討ちに様変わり。
迫力のあるシーンも控えめに人間描写を深く掘り下げもせず壮大なドラマとしてはイマイチ。
日乃出会館内劇場にて鑑賞。
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