劇場公開日 1993年4月17日

許されざる者(1992)のレビュー・感想・評価

全65件中、41~60件目を表示

4.5深い。

2017年12月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

初見。
観る前に想像してたのとは全然違う物語だった。
すごく深い物語だし、クライマックスは興奮した。

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青空ぷらす

5.0銃と暴力が支配する世界。許されざる者とは?

2017年8月29日
PCから投稿

興奮

ネットで視聴(英語字幕)

舞台の背景は1881年のアメリカ西部。

アメリカではまだ西部劇の真っ最中だが、ヨーロッパに目を転じると、イギリスはヴィクトリア女王治下の最盛期の時代。

「デビッド・コッパーフィールド」が発表されたのが1850-51年。
作者のチャールズ・ディケンズが亡くなったのが1879年。
ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」は、70年あまり遡って1813年。

フランスは第3共和制の時代で、パリ・コンミューンが10年前の1871年の5月。
「ボヴァリー夫人」(1856年)の作者フロベールが1880年に亡くなっている。

ドイツは鉄血宰相ビスマルクの時代。
「資本論」(1867年)のカール・マルクスが亡くなったのが1883年。

ロシアはアレクサンドル2世の時代。
ちょうどこの年、1881年にドストエフスキーが亡くなっている。
代表作の「罪と罰」は1866年、「カラマーゾフの兄弟」は1880年。

日本は1868年の明治維新を経て、立憲運動が盛んになっていた時代。
1881年は国会開設の勅諭が出され、板垣退助が自由党を結成した年。

こういうふうに、1881年は、ヨーロッパでは資本主義・帝国主義の爛熟と国家間の衝突が眼前に現れつつあり、後発国である日本も、列強に追いつこうと国家体制の整備を急ピッチで進めていた時代。

一方、アメリカでは、住民が拳銃を振り回しながらマン・ハントをやっていた。
オースティンやディケンズが描いたイギリス中流社会や、フロベールの田舎風景、ドストエフスキーによるペテルブルグの地下生活に比べると、いかにも野蛮で、文明の遅れが目立つ(今も?)。

映画ではイギリスから来たガンマンが登場するが、アメリカはこの時代、はぐれ者や冒険家たちが、一攫千金を夢見て数多くやってきたのだろう。

かれをはじめ、主人公のマニー(クリント・イーストウッド)も、友人ネッド(モーガン・フリーマン)も、保安官リトル・ビル(ジーン・ハックマン)も、みな荒々しい無法者で、暴力や殺人を意に介さない。
町の人間たちもその点は同じだ。
人を雇って殺そうとする娼婦たちも。(実際にカウボーイが殺されている)

唯一まともそうなのが、ネッドのインディアンの妻とマニーの子供たちだけという世界。

銃と暴力が支配するこの世界で、許されざる者というのは、はたして誰を指すのだろうか。

映画は傑作。
何度見ても見飽きない。

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Ravenclaw

4.0ヒーローか、はたまた

2017年8月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

賞金首となった娼婦をナイフで切りつけたカウボーイを、クリントイーストウッド演じるウィリアムが子供たちのために追う過程での復讐劇。
人が人を裁くということは常に矛盾があると感じました。最後は被害を受けたデライラの微笑からすると、ウィリアムはヒーローということか…。
西部劇としては最後のシーンはかなり興奮しました!西部劇としては名作だと思います。
余談ですごDVDとしては字幕が見辛かったので残念でした。

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マルコ・ヨドガワ

4.5すごい!!!

2017年8月4日
PCから投稿

これまでの西部劇とは圧倒的に違う緊張感と雰囲気が最高でした!
ラスト、すごい!と叫びたくなりました。

前半と後半のイーストウッドのギャップがすごかったです。かっこいい。

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ハワイアン映画道の弟子

4.0アカデミー賞❗️

2017年6月20日
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監督が俳優で有名だったクリントイースドウッドだったからびっくり‼️
この作品から前に監督をしてたのはわかっていたけどアカデミー賞受賞するとは思わなかった(^_^;)
アクション俳優だったから勝手に詰まらないと思ってた自分も悪いけど(^^;)

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たか

5.0あえて言おう、「名作」であると

2017年3月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

久しぶりに視聴。何度見ても心に響く作品です。
しかし、意外と皆さんの評価が低く驚き。どのあたりが「ダメ」なのだろう……。キャラクターは良し、物語の運びも無理はないし余分な贅肉もない、「わかって」撮られている画だったり演出だったり。そしてテーマ性。ぼくなんかはみる度にグっときて、思考が広がります。

この場の雰囲気を知ったうえであえて言おう、名作であると。

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ぱんだまる

3.5名作という印象はない映画

2017年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

今やるとしたら、パロディにしかなり得ない西部劇、芯を食って評価された最後の映画になるんでしょうか。オマージュに走るか、「ジャンゴ」みたいに違う方に飛んでいくか。
日本でいう「用心棒」みたいなつくりの時代劇もそうかもしれません。
意外と効いているのがあの小説家。重要なシーンで場を繋ぎ、背景説明の役割も果たしているという。
でもなぜか特別、名作という印象はない映画です。

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okaoka0820

5.0許されざるものとは

2016年11月28日
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誰が許されざるものなのか。
深い映画です。

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じゅん

4.0クリント・イーストウッド監督作繋がり、という事で、アメリカン・スナ...

2016年1月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

クリント・イーストウッド監督作繋がり、という事で、アメリカン・スナイパーを観た後に観ました。
共通してるなーって思ったのは、暴力での解決は暴力を生むだけ。何も解決しない。暴力は連鎖している、といった点。

いろいろなふくみを持たせた作りは素晴らしく、いろいろと解釈ができるので面白い。
でも、ラストでマニーが殺されなかった点が、少々不満かも。当時はまだ、ハリウッド映画ハッピーエンド全盛期だったのかな?とか考えたりもしました。

ま、どちらかというと、同じイーストウッド監督作で並べてみるなら、グラントリノの方が関係性が深い、のかな。

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サケビオース

4.5ラスト圧巻

2015年5月4日
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悲しい

単純

興奮

ラスト圧巻

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Naoki

3.5イースドウッドテーマが盛り込まれまくっている&殺人マシーンに変貌するマニーの前半のへっぽこで萌える

2015年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

かつて賞金稼ぎというか悪党だったクリント・イーストウッド演じるマニーが子供のために賞金稼ぎに行くのだが、それが原因で復讐劇に巻き込まれる西部劇。

マニーが賞金稼ぎに向かう先の保安官が統治する街は銃の規制が徹底されており、復讐や賞金稼ぎができないような管理社会。
(これってアメリカへの皮肉?)
そんな社会の中で真に裁かれるべきものが裁かれることがなく、結果悪が跋扈してしまっている。
そんな悪に怒りの鉄槌をかますのがマニー…って単純な話でもないと思われる。

単純な西部劇フォーマットかもしれないが『暴力は連鎖しか生まない』『人を殺すことでPTSD』『経験者(年長者)からルーキーへの継承』『それぞれの正義とそれぞれの生活』というイーストウッド作品のテーマがしっかり入った作品なんじゃなかろうか。
(かなり俺視点かもしれないが)

それにしても銃をぶっ放すイーストウッドの恍惚とした表情はぬぐえ泣き潜在意識が出てますな〜

あと主人公マニーのへっぽこシーンは『今は普通のじいちゃん』演出なんだろうけど、普通のじいちゃんにしてもへっぽこすぎてギャグとしか思えなかった。
主人公以外にも大工仕事が苦手なのに大好きな保安官や、アホで臆病な若手ガンマン、街に来たから売春婦を買えるぜ!とウキウキするモーガンフリーマンなどいい感じに緊張が解けるシーンがあるのはいい感じ!

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cani tsuyo

3.0日本の

2014年10月12日
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悲しい

リメイク版を観たがやはり本家のが断然良い。ラストも違うし。こちらの最後のが余韻が残る。禁酒してたが復讐しに行くきっかけを知った時の酒飲みシーン。あれ好きです。男前。

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がい

4.0男クリント・イーストウッド

2014年6月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

やはり持ってる映画っていうのはなにか違う!
この余韻は 僕が映画を何度も観たくなる源なんです。

今回は昔のような荒くれの若造ではない、亡き妻のお陰で改心していた老人クリント・イーストウッド
しかし過去の伝説は消え失せることはなかった…!

何故銃を撃ち人に当てれるのか。
それは"早さ"や"銃の威力"などよりも"正確さ"が在るか否かが鍵となる。
つまり人を殺める度胸。経験。堕ちた魂が必要であるということ。
アクション映画で主人公に弾が当たらないのは、敵に殺める覚悟が無いからなのか…?

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かんだい

3.0イーストウッドのファンなら理解できる

2014年4月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

僕はまだ高校生で、イーストウッド映画もあまり観ていません。
本作は彼の集大成だと言われています。これから彼の作品をもっと観て、大人になったらもう一度観ようと思います。

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ハットコック

2.5クリント・イーストウッドの映画だった

2014年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

クリント・イーストウッド監督・主演作品。

 かつての殺し屋で、今は 落ち着いた生活を
していたマーニーが 顔を刻まれた娼婦たちに
頼まれて立ち上がる物語。
 イーストウッドが渋い。

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遥かなる想い

2.5いずれもう一回

2014年1月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

もっと色々な映画を見て、作品のメッセージを深く考えられるようになってから見たかった作品かもしれません。イーストウッドの西部劇をとりあえず見ておこうと思って適当に見てしまったので。『荒野の用心棒』や『夕陽のガンマン』を見てみようと思いました。

やっぱり一番考えたのは「許されざる者」とは誰のことなのかってことですよね。僕は殺人を犯した者全員なのではないかとか。いや、武器を持ったもの全員か?いずれもう一度見てもう一度考えたいです。

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えら

4.5イーストウッド監督は、すごい

2013年12月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

難しい

この作品は、暴力のむなしさや、許されざる者は、誰なのかを描いた素晴らしい作品だと私は思います。個人的に言うと、ジーンハックマンさん演じる保安官が、住民のために、家を建てるシーンと、住民のために、こう言ったことをやったなど、この、保安官の憎めない所などを描いて、この、保安官は、許されざる者なのかを考えさせられるシーンが、すごく、私にとってよかったです。
こう言ったこともふくめて、このさくひんは、すごい考えさせられる作品です。

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ココナッツ

4.5それぞれの正義

2013年11月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

娼婦、保安官、カウボーイ、賞金稼ぎ。
それぞれの想いと考えがある。
世の中全てに。
イーストウッドの作品は全てに
メッセージ性が高い。
そして、私に感動と強烈な印象と
いつも、自分はどうか・・と言う問を
与えてくれる。
その問いは自分が、なぜ生きているのか
自分はどんな人間なのかを改めて
自覚する瞬間である。

映画好きな人、一度はみてほしい作品。

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としぱぱ

4.5すごくいい

2013年10月29日
スマートフォンから投稿

興奮

正義とはなにか?
テーマが明確ですごく好きな作品になりました。アクションシーンもかっこいい!見た方がいいですよ。

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スズメ

3.5それぞれの思惑

2013年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波

興奮

難しい

総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 男を笑った娼婦、娼婦を傷物にした男、男を殺すべく賞金を懸けた他の娼婦たち、町を自分の強引なやり方で支配し治安を守る保安官、賞金につられた若者と、生活が苦しくて娼婦を助けるという大義名分をもって殺しをする主人公たち。
 それぞれがそれぞれの理由と正義を持っていて、みんなが間違いを犯している。

 町の悪人をよそから来た主人公が壮絶な戦いで倒すだけのかつての西部劇が、複雑な事情が絡み合った、誰も絶対悪ではなく絶対正義でもない物語に変わった。単純な話がそんな単純ではないのだと、事情を教えてくれる深みのある西部劇になっている。

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