許されざる者(1992)のレビュー・感想・評価
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男クリント・イーストウッド
やはり持ってる映画っていうのはなにか違う!
この余韻は 僕が映画を何度も観たくなる源なんです。
今回は昔のような荒くれの若造ではない、亡き妻のお陰で改心していた老人クリント・イーストウッド
しかし過去の伝説は消え失せることはなかった…!
何故銃を撃ち人に当てれるのか。
それは"早さ"や"銃の威力"などよりも"正確さ"が在るか否かが鍵となる。
つまり人を殺める度胸。経験。堕ちた魂が必要であるということ。
アクション映画で主人公に弾が当たらないのは、敵に殺める覚悟が無いからなのか…?
イーストウッドのファンなら理解できる
僕はまだ高校生で、イーストウッド映画もあまり観ていません。
本作は彼の集大成だと言われています。これから彼の作品をもっと観て、大人になったらもう一度観ようと思います。
クリント・イーストウッドの映画だった
クリント・イーストウッド監督・主演作品。
かつての殺し屋で、今は 落ち着いた生活を
していたマーニーが 顔を刻まれた娼婦たちに
頼まれて立ち上がる物語。
イーストウッドが渋い。
いずれもう一回
もっと色々な映画を見て、作品のメッセージを深く考えられるようになってから見たかった作品かもしれません。イーストウッドの西部劇をとりあえず見ておこうと思って適当に見てしまったので。『荒野の用心棒』や『夕陽のガンマン』を見てみようと思いました。
やっぱり一番考えたのは「許されざる者」とは誰のことなのかってことですよね。僕は殺人を犯した者全員なのではないかとか。いや、武器を持ったもの全員か?いずれもう一度見てもう一度考えたいです。
イーストウッド監督は、すごい
この作品は、暴力のむなしさや、許されざる者は、誰なのかを描いた素晴らしい作品だと私は思います。個人的に言うと、ジーンハックマンさん演じる保安官が、住民のために、家を建てるシーンと、住民のために、こう言ったことをやったなど、この、保安官の憎めない所などを描いて、この、保安官は、許されざる者なのかを考えさせられるシーンが、すごく、私にとってよかったです。
こう言ったこともふくめて、このさくひんは、すごい考えさせられる作品です。
それぞれの正義
娼婦、保安官、カウボーイ、賞金稼ぎ。
それぞれの想いと考えがある。
世の中全てに。
イーストウッドの作品は全てに
メッセージ性が高い。
そして、私に感動と強烈な印象と
いつも、自分はどうか・・と言う問を
与えてくれる。
その問いは自分が、なぜ生きているのか
自分はどんな人間なのかを改めて
自覚する瞬間である。
映画好きな人、一度はみてほしい作品。
それぞれの思惑
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
男を笑った娼婦、娼婦を傷物にした男、男を殺すべく賞金を懸けた他の娼婦たち、町を自分の強引なやり方で支配し治安を守る保安官、賞金につられた若者と、生活が苦しくて娼婦を助けるという大義名分をもって殺しをする主人公たち。
それぞれがそれぞれの理由と正義を持っていて、みんなが間違いを犯している。
町の悪人をよそから来た主人公が壮絶な戦いで倒すだけのかつての西部劇が、複雑な事情が絡み合った、誰も絶対悪ではなく絶対正義でもない物語に変わった。単純な話がそんな単純ではないのだと、事情を教えてくれる深みのある西部劇になっている。
本当の正義とは何なのか
『ミリオンダラー・ベイビー』でも
『ミスティック・リバー』でも
『グラン・トリノ』でも
イーストウッドは常に
この問題を投げかけてくれる
ひょっとすると
正義なんてものは存在しないんじゃないか
いつの時代でも
人間は卑しくて
嘘だらけで
そして自分本位な生き物なんだと
痛みが
胸に突き刺さるような作品です
美しくそして丁寧に
素晴らしかった。
スタートとエンドの流れ、劇中の音楽が綺麗だった。
子供の為とはいえ、殺しに行くイーストウッドの奥さんへの思い、昔の自分ではないと自分に言い聞かせているシーン、殺す事の重み等、人の繊細な感情を丁寧に上手く映していた。
許されざる者といタイトル、イーストウッドの事は勿論、仲間の為に保安官にイーストウッドが向けた気持ちもあるのかも知れない。
殺しと贖罪、そして西部劇
見栄と暴力が支配する泥臭い男の世界に"道義"を持ち込み、西部劇に映し出される男達の内面にまで踏み込んだ映画史に残る傑作。 イーストウッド自身のルーツを辿るように撮るべきにして撮られた作品。
賞金稼ぎ、保安官、牧童、どんな理由であれ人を殺めるその経験は自分の心に刻まれ"許されざる者"となる。
暴力が支配した開拓期に於いてもその贖罪の意識は同じだとこの作品は語る。
筋立ても上手く、得意のミラーイメージも効果的に生かされている。
間違いなく彼の代表作だ。
気分がすーっとする映画 すがすがしいという一言でした。
クリントイーストウッドの名演技がすべてでした。 特に撃ち合いの後の 怖さと共に すーっとするあの感じはなんだったんだろう? そして始まりと終わりに出てくる 奥さんを思い出しての大きな木の下でのシルエットは美しいの一言です。 こういうならず者でも 人の心というものは大切にするのだということ。 そして保安官と言われるような 誰が見ても正義と思われる人が、 逆に悪の元になっている場合だってありうるということ、、、このことは自分も含めて 自分は正しいと思っていても 第三者から見ると全く 駄目な人間だということもありうるということでもあり、 そういう意味では考えされられる映画でした。 イーストウッドの映画はどことなく 地味なように見えて実はとても理知的で素晴らしい映画が多いと思います。 彼の演技の卓越した素晴らしさにも見ごたえを感じました。 この映画は好きで7回は見ました。
クリント・イーストウッド!!
当時の時代背景が細かく表現されていてさすがクリント・イーストウッドって感じです。
人の首に賞金がかけられる今じゃ考えられない話ですが人を殺すシーンがすごく現実的で殺す方の苦悩がいた痛しかった。
歴史で殺し屋と聞いてもピンとこないですがこうして映画で見ると同じ人間なんだなって思える、この映画にはそういう良さがあります。
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