「「地獄で待ってるぜ」」許されざる者(1992) マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
「地獄で待ってるぜ」
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暴力による負の連鎖がテーマだね。分かりにくかったので、二度見した。初見ではないが、全く覚えていなかった。
ビリー・ザ・キッドを始めとするアメリカ西部の英雄伝説。
アメリカ映画はその伝説を肯定的に助長してきた。
それは「ならず者」だけでなく、カスター将軍とかリー将軍しかりなのである。
だが、イタリア製西部劇がその概念をぶっ壊した。
それがセルジオ・レオーネ。そして、ドン・シーゲルが現代劇に転じさせて、悪に対抗する新たなる英雄像を作ったのだ。
だが、しかし、その話もレジェンドになった。
そんな話なのかなぁ。
キャラハンがポパイを撃ち殺す前に
「貴様こそ本当の悪党だ」
「地獄で待ってるぜ」
日本にも伝説があるよね。
宮本武蔵の巌流島の戦いとか。
そんなのはファンタジーなんだけど、
近現代史に於ける戦争の話でも似たような話は山とある。その英雄が全員天国にいるとは限らないって事かなぁ。
傑作だ。
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