遊星からの物体Xのレビュー・感想・評価
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SFクリーチャーものの古典
SFクリーチャーものの古典というか、金字塔ななんですが、最近観た、2001年宇宙の旅が、1968年制作だとすると、この制作年1982年時点では、もう少し科学的考証があっても良かったかなとは思います。
未知の生物解剖する時は、マスクくらいするでしょとか、全く連絡取れない基地なんだったら、ノルウェーにしろ、アメリカにしろ、なんか部隊がすでに駆けつけてるでしょとか、激情型の隊員ばっかってのもおかしいでしょとか、ヨーメーンみたいな南極料理人は、おかしいっしょ、とか(笑)。
まあ、でも、これを大学時代に観た時は、衝撃でした。氷に閉ざされた密室の南極基地に、パラサイトする地球外生命。ウォーッ、みたいな。僕の覚えてる限りでは、寄生するって地球外生命は、この映画が初めててわした。
よって、辛口だけど、甘辛なポイントにしてみました。
あと、日本語タイトルが、何かと変だと言われる昨今、このタイトルは、ある意味、元々のタイトルを超えるとの評価があったことも思い出して、及第点ですね。
閉鎖空間での恐怖と緊迫感!
生きてるうちに観るべき名作SFホラー
この度、映画館にてデジタルリマスター版でのリバイバル上映を鑑賞。
ロブボッティンによる特殊メイクアップが強烈なインパクトを与えてくれる映画史に残る名作SFホラー。
この特殊メイクアップが、CGの無い時代にいかにしてこの強烈なビジュアルを作り上げられていったのか、改めてその想像力とアイデアの凄さに驚かされる。しかし本作が名作であるのは監督がジョンカーペンターであるという事も忘れてはならない。
物語の軸はエイリアンによる同化と侵略で、登場人物の中で一体誰が人間で誰がエイリアンなのか、こーしたドラマをジョンカーペンターが見事な演出力で描いており、作品全体が何とも言えぬ独特な緊張感と恐怖で常に覆われているあたりが実に味わい深い。
そして何といってもエンディングのこの終わらせ方こそがジョンカーペンターらしいカッコイイ締め方でファンにはもうたまらない。
そんなジョンカーペンターの演出と、もはやアートとも言えるロブボッティンのビジュアルの最高のコラボこそが本作の魅力なのである。
またエンニオモリコーネによるサントラも本作の不気味さに一役かっている。あたかもジョンカーペンターに同化して作曲したとしか思えない程にカーペンター節全開な楽曲が素晴らしい。
今回劇場では初めて鑑賞したわけだが、改めてこの作品の持つ恐怖を体感し、同時に素晴らしい名作である事を再確認できた。
ホラー映画ファンは当然必見だが、そうでない方にも機会があれば是非オススメしたい。
面白いけど…
怖すぎ!
とにかくグロい
センスある作品
あの時代に観ておけば。
クリーチャーがエグい
We're gonna find out WHO is WHO. SFホラー映画の古典をリメイクした名作!
正直そんなに面白いとは思ってませんでした。実際に観るまでは。80年代物だし、今CGに慣れちゃってるとショボく感じるだろうけど、有名なんで観てみるか~ぐらいの軽い気持ちで観始めたのですが・・・いやいや、面白いじゃないですか!!
50年代にあった映画を見事にリメイク?してます。というよりきっと本家よりこっちが面白いハズ!確かに今観るとクリーチャーのチープさは感じますが、現代に至るまでの元祖って感じで色んな作品にインスパイアを与えてますね、これは。もう何がなんだかわからないグチャグチャな宇宙人も、頭に足が生えて逃げ出す宇宙人も、犬がパカッと割れてしまう宇宙人もインパクト抜群。各方面に散々真似されまくってます。やっぱ元祖はスゴい!クリーチャーの造形考えた人スゴい!こんなん撮っちゃうジョン・カーペンタースゴい!
何より秀逸なのは誰が宇宙人かわからない緊張感!血液テストのシーンは本当に息を飲みます。クリーチャーだけだとB級止まりでも、あの緊迫した雰囲気を上手く捕らえている所が伝説になる理由でしょう。そして、なんとも言えないあのラスト。やるだけやったんで後は天命を待つみたいな。いやー、現代まで残る訳ですわ。
しかし、カート・ラッセルが若いですね。顔に全然シワがない。パッと見本人識別不可なぐらい若いです。
昔の有名作も今観るとちょっと・・・ってヤツも多いのですが、これは「エイリアン」と並び時代を越えて楽しめる作品です。
この中で使われているキモいは褒め言葉です
10万年前に地球に飛来した謎の生命体(THE THING)が南極にて犬に同化し、人に同化し襲いかかる最高にキモいSFホラーサスペンス密室ver映画。
もうね、超キモいね(褒め言葉)
手作り感満載だけどそこが逆にキモさを引き立たせてる。内臓ぐしゃぁとかならまだね、ゾンビ耐性があるから全然いいんだけど、奇形ってのはね、キモいねぇ笑。
この生命体には擬態能力があり、人そっくりに外見を作り変えることができる。そのせいで隊員たちはお互い生命体なんじゃないかと疑い始める。こういった部分でサスペンス要素が強く、ただのモンスターパニック映画で終わらせない内容になっている。
さっきまで普通に話していた人間が生命体だとわかった瞬間に豹変して、変形する様子はすっげぇ怖いそんですっげぇキモい。
何より1番キモかったのは変形するときの音。骨がゆっくり割れていくときのメキメキとか圧迫された肉がこすれ合うときのムギュムギュとかの音が最高にキモい 。
そんで1番ビックリするシーンは実験のシーン。パーマーの血が高熱に対して拒絶反応起こしたとき心臓止まるかと思った笑。
最後に1番笑うシーンは心臓マッサージされてるノリスの胸から生命体出てくるシーン。素晴らしい笑。
冒頭でも言いましたがこの中のキモいは全て褒め言葉です面白いですよこの作品笑。
味わい深いSFホラー。
名作なのは知ってたけど前半部分が退屈で、"期待しすぎた"と思った。なのに後半まで来たら見方が一気にひっくり返った。"それ"のデザインなんか特に手が込んでて見る価値あるよ。CG重視の最近の映画じゃ出せない味わい詰まってたし、これが名作所以たるその理由がよく分かったよ。温いホラー映画より時間を注ぐ価値あるよ!
名作です。
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