遊星からの物体Xのレビュー・感想・評価
全82件中、61~80件目を表示
生きてるうちに観るべき名作SFホラー
この度、映画館にてデジタルリマスター版でのリバイバル上映を鑑賞。
ロブボッティンによる特殊メイクアップが強烈なインパクトを与えてくれる映画史に残る名作SFホラー。
この特殊メイクアップが、CGの無い時代にいかにしてこの強烈なビジュアルを作り上げられていったのか、改めてその想像力とアイデアの凄さに驚かされる。しかし本作が名作であるのは監督がジョンカーペンターであるという事も忘れてはならない。
物語の軸はエイリアンによる同化と侵略で、登場人物の中で一体誰が人間で誰がエイリアンなのか、こーしたドラマをジョンカーペンターが見事な演出力で描いており、作品全体が何とも言えぬ独特な緊張感と恐怖で常に覆われているあたりが実に味わい深い。
そして何といってもエンディングのこの終わらせ方こそがジョンカーペンターらしいカッコイイ締め方でファンにはもうたまらない。
そんなジョンカーペンターの演出と、もはやアートとも言えるロブボッティンのビジュアルの最高のコラボこそが本作の魅力なのである。
またエンニオモリコーネによるサントラも本作の不気味さに一役かっている。あたかもジョンカーペンターに同化して作曲したとしか思えない程にカーペンター節全開な楽曲が素晴らしい。
今回劇場では初めて鑑賞したわけだが、改めてこの作品の持つ恐怖を体感し、同時に素晴らしい名作である事を再確認できた。
ホラー映画ファンは当然必見だが、そうでない方にも機会があれば是非オススメしたい。
面白いけど…
今見ると意外にテンポがゆるかったんだなー、と。
ゼイリブも見たけど、姿は人間なのに、っていうテーマが似てて面白い。宇宙からの侵略者は人知れずということか。
特撮でこれだけ見せるのはさすがだなー、と改めて実感。
怖すぎ!
30年以上前の作品と思えないくらい怖い!
CGとか使ってないから、余計にリアルで気持ち悪い。
おっさんのおなかパッカーンの両腕ぐしゃ―!!
が本気で心臓飛び出るかと思いました。
怖すぎて、小さい頃見たときはトラウマでした笑笑
とにかくグロい
『寄生獣』がこれから着想を得たとされるのも頷けた。
公開当時から知っていたがもっと早く観てればよかった。でもあまり古さを感じない出来。
ハッピーエンドでないのもよい。
また、珍しく邦題もなかなか。遊星は出てこないが。
『エイリアン』と大きく違うのは知性があるところ。
センスある作品
この名作をいまさら初鑑賞しました。よかったです。
氷に覆われた極限状態の中、誰が寄生されたか見分けがつかない。寄生した地球外生命体が体内から出てくるのではなく、その人物になりすまして活動する。単なるエイリアンものになってないのがよかった。
ただ、観たのがこの時代なので、どうしても映像はちゃっちい。それこみでこの評価です。
あの時代に観ておけば。
1982年に観ていれば、僕は衝撃を受け寄生獣というマンガを生み出していたでしょう。しかし今は2018年です。もっと早く生まれてくるべきでした。
寄生獣は今作のパクリです。寄生獣は生まれるべくして生まれたパクリ作品です。
クリーチャーがエグい
最後に残った二人で一件落着のようだがお互い疑心暗鬼のまま疑う余地は残されて。
J・カーペンターが描くクリーチャーが気持ち悪過ぎでリアルに怖い。
それぞれが疑い信用出来ない状況での心理的な描写がアッサリしていて焼き払えば倒せてしまう感じは意外に単純で観ていて恐怖心を煽られない。
特殊効果がいくらでもショボい映画は沢山ある中でこれだけリアルに描けるのは凄い。
手作りの特殊効果に瞠目せよ!
いまやなんでもCGで作れてしまう時代だが…CGでは作れない生々しさを体験させてくれる本作は、CGがどんなに精緻になろうとも色褪せない実在感を、本作品は味わわせてくれます。唯一無二の作品。必見。
We're gonna find out WHO is WHO. SFホラー映画の古典をリメイクした名作!
正直そんなに面白いとは思ってませんでした。実際に観るまでは。80年代物だし、今CGに慣れちゃってるとショボく感じるだろうけど、有名なんで観てみるか~ぐらいの軽い気持ちで観始めたのですが・・・いやいや、面白いじゃないですか!!
50年代にあった映画を見事にリメイク?してます。というよりきっと本家よりこっちが面白いハズ!確かに今観るとクリーチャーのチープさは感じますが、現代に至るまでの元祖って感じで色んな作品にインスパイアを与えてますね、これは。もう何がなんだかわからないグチャグチャな宇宙人も、頭に足が生えて逃げ出す宇宙人も、犬がパカッと割れてしまう宇宙人もインパクト抜群。各方面に散々真似されまくってます。やっぱ元祖はスゴい!クリーチャーの造形考えた人スゴい!こんなん撮っちゃうジョン・カーペンタースゴい!
何より秀逸なのは誰が宇宙人かわからない緊張感!血液テストのシーンは本当に息を飲みます。クリーチャーだけだとB級止まりでも、あの緊迫した雰囲気を上手く捕らえている所が伝説になる理由でしょう。そして、なんとも言えないあのラスト。やるだけやったんで後は天命を待つみたいな。いやー、現代まで残る訳ですわ。
しかし、カート・ラッセルが若いですね。顔に全然シワがない。パッと見本人識別不可なぐらい若いです。
昔の有名作も今観るとちょっと・・・ってヤツも多いのですが、これは「エイリアン」と並び時代を越えて楽しめる作品です。
この中で使われているキモいは褒め言葉です
10万年前に地球に飛来した謎の生命体(THE THING)が南極にて犬に同化し、人に同化し襲いかかる最高にキモいSFホラーサスペンス密室ver映画。
もうね、超キモいね(褒め言葉)
手作り感満載だけどそこが逆にキモさを引き立たせてる。内臓ぐしゃぁとかならまだね、ゾンビ耐性があるから全然いいんだけど、奇形ってのはね、キモいねぇ笑。
この生命体には擬態能力があり、人そっくりに外見を作り変えることができる。そのせいで隊員たちはお互い生命体なんじゃないかと疑い始める。こういった部分でサスペンス要素が強く、ただのモンスターパニック映画で終わらせない内容になっている。
さっきまで普通に話していた人間が生命体だとわかった瞬間に豹変して、変形する様子はすっげぇ怖いそんですっげぇキモい。
何より1番キモかったのは変形するときの音。骨がゆっくり割れていくときのメキメキとか圧迫された肉がこすれ合うときのムギュムギュとかの音が最高にキモい 。
そんで1番ビックリするシーンは実験のシーン。パーマーの血が高熱に対して拒絶反応起こしたとき心臓止まるかと思った笑。
最後に1番笑うシーンは心臓マッサージされてるノリスの胸から生命体出てくるシーン。素晴らしい笑。
冒頭でも言いましたがこの中のキモいは全て褒め言葉です面白いですよこの作品笑。
小学生の頃観てトラウマになった
それ以来観る機会はあったけど、なかなか観る事が無かった。
で、久々に観ても、やはり怖いね〜
誰が敵なのか分からない所なんかはエイリアンの序盤に通じる物が有るが、あのBGMとクリーチャーはたまらんな〜
味わい深いSFホラー。
名作なのは知ってたけど前半部分が退屈で、"期待しすぎた"と思った。なのに後半まで来たら見方が一気にひっくり返った。"それ"のデザインなんか特に手が込んでて見る価値あるよ。CG重視の最近の映画じゃ出せない味わい詰まってたし、これが名作所以たるその理由がよく分かったよ。温いホラー映画より時間を注ぐ価値あるよ!
名作です。
「エイリアン」と比較するとB級感も強くグロいので、そこまで一般大衆向け映画ではないかもしれません。ですが、本作は名作だと思います。
ジョン・カーペンター監督の作品では「ハロウィン」
等が有名ですが、面白さで言うと本作が一番ではないでしょうか。
誰がエイリアンなのか分からないなんて怖すぎます。
あの疑心暗鬼にとらわれる独特の空気感がたまらなく怖くて好きです。
氷に閉ざされた施設が舞台なのも「寒さ」という身体的なストレスと「閉塞感」が与えるストレスが上手くマッチしていてパーフェクトです。
そこそこグロに耐性のある人にはおすすめしたい大作です。
もう一つの南極物語
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 60
南極で犬が登場する。しかしタロとジロではないようだ。しかもあまり歓迎されていないようである。ヘリに乗ってまで追いかけられ、いきなりライフルでドンドンと撃たれている。
普段はあまりこの手のグロ系スプラッタ映画は内容が薄いという先入観もあって見ないのだが、どんな映画かも知らないままに見てしまった。そして、何が起こっていてどこから襲われるのかという心理的に追い詰められる緊迫感が伝わってきた。まだCGもない時代だが、そのぶん作り物でそれなりに映像は健闘していた。最後の結末も何となく荒涼感があって良い。
じわじわと迫り来る恐怖
なかなか怖い物語でした…誰が敵で味方かわからない恐怖と気持ち悪さを兼ね備えた物語であった事は間違いないです。シチュエーションが南極観測という事で、一つの孤立した誰にも助けを求めることの出来ない絶望が生まれます。
南極が部隊だからこそ、赤と白のコントラストが良く目立ち、そこに音楽のテイストがあるからこそ恐怖も生まれます。
ただ欲を言うならもう少しキャラクターの個性が欲しかったです。のめり込む前にすでに事件が始まり、置いてきぼりをくらった気分でした。
全82件中、61~80件目を表示