「笑えてポップでドイツで70年代」焼け石に水 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
笑えてポップでドイツで70年代
すごく面白かった。フランツはじめ、登場人物の名前はドイツ。「乾杯!」はドイツ語。お金はドイツのマルク。フランツが口ずさむ歌(ハイネの詩による「ローレライ」)も読む本(Konsalikの『愛は死よりも強い』)もドイツ語。バックに流れる歌もドイツ語、その歌で映画「バビロン」のプッシーの歌を思い出した。キッチンの色、エプロンや赤の使い方が70年代キッチュ。窓の意味、いいなあ。
オゾン監督はどれだけファスビンダーを好きなんだろう。私が映画好きになったのはとても遅い。ファスビンダーでは「マリア・ブラウンの結婚」だけだ。とにかく見て本当によかった。ファスビンダーってこういう芝居も作ってたのかー。そういうファスビンダーを敬愛するオゾン監督の映画も見るようになった、これからも見る!
Tropfen auf heisse Steine!
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