「スパイク・リーのクール・ジャズ」モ’・ベター・ブルース バラージさんの映画レビュー(感想・評価)
スパイク・リーのクール・ジャズ
公開当時に住んでた街は地方一の大都市だったのに映画館には来なかったのでレンタルビデオで観た。黒人映画の雄スパイク・リー監督が現代ジャズ・ミュージシャンの光と影を描いたドラマ映画で、初期のスパイク・リー映画にしては珍しく黒人(アフリカ系米国人)主義的な主張があまり強くなく、純粋な娯楽映画として楽しめる。クラシック・ジャズに比べて映画で描かれることが珍しい現代ジャズのクールな雰囲気がかっこよく、主演のデンゼル・ワシントンも好演。ウェズリー・スナイプスやジョン・タトゥーロなどのスパイク・リー組も出てるし、リー自身が道化役を演じるのも彼の初期映画ではお馴染み。
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