「贔屓目を承知で最高傑作としか思えない。」もののけ姫 M.Nさんの映画レビュー(感想・評価)
贔屓目を承知で最高傑作としか思えない。
タイトルのとおり、これはかなり贔屓目が入っているのだと思います。意識はしていませんが、本日大きなIMAXシアターで鑑賞して、テレビも含めると一体何度目の鑑賞かも分からないのに、まったく飽きずに見れてしまう上に、今までにない切なさや新たな感動すら抱いてしまうのですから、きっとおよそ30年前からわたしはこの映画が個人的にかなり刺さっているのだと思います。
ストーリーもその解説も、素晴らしいものがたくさんあり、わたしもそれらの多くに賛同している人間のため、そして何より、上記の贔屓目を自覚せざるを得ない評価のため、特に細かいことは書きません。
およそ30年前、それまで「天空の城ラピュタ」と「となりのトトロ」と「魔女の宅急便」しかジブリを知らなかったわたしが、祟り神のグロさとその時に流れるおどろおどろしい音楽で一気に引きこまれ、あれよあれよと2時間半が過ぎていき、気が付けば言葉に出来ぬ感動をして、その気持ちが今になっても色あせないというのは最早異常なのかも知れませんが、わたしのような方は日本に何万人もいらっしゃると思います。やはり、それだけこの作品が持つ「業」の力は凄まじいと思っています。
宮崎駿監督作品はどれも高品質で、独創的で、謎めいていて、美しく、残酷でもあり、魅力的なものばかりですが、おそらく、これ以上にわたしが好きになるジブリ映画(というより邦画アニメ)は作られないだろうな、と、改めて思い知らされました。
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