「世界の運命は、一人の戦士の勇気にかかっている。」もののけ姫 Siggy-Oさんの映画レビュー(感想・評価)
世界の運命は、一人の戦士の勇気にかかっている。
私は『もののけ姫』を特異な視点から評価しています。中世の日本で、差別されていたハンセン病患者の心と体を救ったのは、女頭領のエボシであった。彼女は一見、血も涙もない悪女に見えるが、実は現代日本にはいない女性で、男たちから慕われ、尊敬され、しかも暴力団ともいえる組織全体を支配している。女は汚いものという古い固定観念を彼女は克服している。サンだけが突出しているが、彼女も立派な主役である。
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