「キム・ノヴァクに目を奪われる」めまい(1958) parsifalさんの映画レビュー(感想・評価)
キム・ノヴァクに目を奪われる
クリックして本文を読む
「めまい」は初視聴。最初は、憑依話かと思って、色々考えていたら、確かにその手があったのかと。でも、あんな風にジョンも恋に落ちたり、彼女を追いかけて鐘楼を登るときに、高所恐怖症で登れないかは確信が持てないはず。愛する彼女が命を落とすかもというのを追いかけているのだから。しかし、それにしてもジョンは、最後どうしたかったのか?犯行を暴いた上で、彼女の愛が本当かどうか確かめたかったのか。ずっと抱き留めていればいいものを。また、ジュディは、修道女を見て何故逃げようとしたのか?悲劇として終わった方が、ヒッチコックらしいとは思うが、しっくりこなかった。
ジュディを見つけてから、ジョンがマデリンに服装も髪の色も同じにしようとするのは、彼女がマデリンと確信しなければ、普通はやらせない。
別人だったら嫌われてしまうし、二度と失いたくないと思うはず。それでも強行するのは、ヒッチコックがよっぽど偏執狂なのだと思う。
ヒッチコックならではの映画の見せ方があって、楽しめた。
キム・ノヴァクが、昔の金髪美人女優さんで、スタイル抜群で、目鼻立ちが際立っていて、それを見ているだけでも目の保養になった。嘘をつき続けるのが苦しいジュディとしての演技も良かった。彼女の別な作品も見たくなった。
コメントする