「面白かったのだが、ブライマン・デ・パルマ監督作品なのに何も印象に残らない不思議さ」ミッション:インポッシブル Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
面白かったのだが、ブライマン・デ・パルマ監督作品なのに何も印象に残らない不思議さ
ブライアン・デ・パルマ監督(アンタッチャブル等)による1996年製作のアメリカ映画。
原題:Mission: Impossible、配給:UIP。
まあ、面白いことは面白かったのだが。デ・パルマ監督作品ということでは、印象に残るシーンが何も無く、不満が有る。
物語も、CIA本部に忍び込むというアイデアは相当にgoodだと思ったが、裏切り者が誰かが暗号に用いていた聖書がジョン・ボイドがいたホテルのものと分かってという筋書きは相当につまらない。
主演のトム・クルーズが製作兼任もあってかハンサムで大活躍するが、それだけで弱さ等を全く見せないのも、面白くない。トム・クルーズが恋して騙されるエマニュエル・ベアールの人物設定も、今一つの印象。ジャン・レノもあっさり死んでしまうし、ただビング・レイムスはとても良い味を出していた。また、プライムビデオで見たので、映画館で見たら違った印象持ったかも。
製作トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー、製作総指揮ポール・ヒッチコック。
原作ブルース・ゲラー、原案デビッド・コープ(インフェルノ脚本等)、スティーブン・ザイリアン(シンドラーのリスト脚本等)、脚本デビッド・コープ、ロバート・タウン。
撮影スティーブン・H・ブラム、美術ノーマン・レイノルズ、衣装ペニー・ローズ、編集ポール・ハーシュ、音楽ダニー・エルフマン。
出演はトム・クルーズ(イーサン・ハント)、ジョン・ボイト(ジム・フェルプス)、エマニュエル・ベアール(クレア・フェルプス)、ヘンリー・ツェーニー(ユージーン)、ジャン・レノ(フランツ)、ビング・レイムス(スルーサー)、クリスティン・スコット・トーマス(サラ)、バネッサ・レッド(グレーブマックス)、エミリオ・エステベス(ジャック)。