「【”この黒い鷹の像、重いな。””色んな夢が詰まっているのさ・・。”様々な嘘、騙しを織り交ぜつつハンフリー・ボガート演じる探偵は、美女の誘惑など歯牙にも掛けず相棒の仇を打つのである。激シブ作品である。】」マルタの鷹 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”この黒い鷹の像、重いな。””色んな夢が詰まっているのさ・・。”様々な嘘、騙しを織り交ぜつつハンフリー・ボガート演じる探偵は、美女の誘惑など歯牙にも掛けず相棒の仇を打つのである。激シブ作品である。】
クリックして本文を読む
■サンフランシスコの私立探偵、サム・スペード(ハンフリー・ボガード)はある日美女ブリジッド(メアリー・アスター)から「サースビーという男に尾行されているので助けて欲しい」という依頼を受ける。
スペードの相棒・アーチャーが依頼を肩代わりするが、その夜アーチャーとサースビーの死体が発見される。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・原作自体が名作であるが、言うまでもなくプロットが秀逸な作品である。
・サム・スペードは、相棒を殺した犯人として、警察の追求を受けるが飄々と受け流し、”マルタの鷹”の真相に近づいていく。
■ハードボイルド炸裂シーン
・相棒・アーチャーを殺した真犯人が”泣き落とし”で許しを請うも、冷徹な目で真犯人の顔を見て、”探偵は、相棒を殺されたら放っては置けない。””上手く行ったら無期懲役、20年も経てば出られるだろう。それまで、待っててやるよ。死刑になったら時折思いだしてやるよ。”と言い放つシーン。
ー サム・スペードは美女の甘言に惑わされる事無く、相棒を殺した相手を許さないのである。-
<いやあ、この作品、原作も面白いが、派手な銃撃戦などなくても、コンパクトにまとめた映画も面白い。
そして、相棒を殺された事に対し、キッチリと報復するハンフリー・ボガード演じるサム・スペードの数々の台詞が格好良いのである。>
コメントする